Boot Campのディスクサイズを簡単に変更 - 「Paragon CampTune」を試す
●インストールと有効化
Boot Campは、Apple PCにおいて、macOSとWindows OSのデュアルブートを可能にする仕組みである。しかし、まったく異なるOSを同じHDDにインストールするため、インストール後、双方のディスクサイズを変更することはできない。一方のOSの空き容量が少なくなってしまい、サイズを変更したくなった、といったこともある。
そんなときに、便利なユーティリティが「Paragon CampTune」である。macOS環境にインストールし、簡単にBoot CampとmacOSのディスクサイズを変更できる。
今回の新機能は、以下のとおりである。
対応OSに、macOS High Sierra(10.13)が追加
SIP(System Integrity Protecton)に対応。SIPが有効な状態でも、macOSのシステムディスクのサイズの変更操作が可能に
詳しい、仕様やシステム要求は、パラゴンソフトウェアのWebサイトを参照していただきたい。
そして、CampTuneを利用するまえにやっておきたいことがいくつかある。
Windows OS側で、ディスクのエラーチェック、デフラグ
macOS、Widnowsいずれでも、重要データのバックアップ
以上を必ず実行しておきたい。
○インストールと有効化
CampTuneのインストールであるが、dmgファイルをダブルクリックして、インストーラを起動する。
CampTuneのアイコンを、Applicationsのアイコンにドラッグ&ドロップする。CampTuneの初回起動時に、ヘルパーツールのインストールが行われる。
CampTuneが起動すると、拡張機能のいくつかがブロックされる。
["セキュリティ"環境設定を開く]をクリックして、セキュリティとプライバシーを起動する。
ここで、[許可]をクリックする。その後、ソフトウェア使用許諾が表示されるので、適切に対応する。
ようやくこれで、CampTuneが起動する。
macOSとBoot Campの領域が検出されると、図9のように表示される。
実はこの時点では、体験版と同じ制限(操作・移動可能な空き領域のサイズが2GBまで)があり、一部、赤くなっている。制限を解除するには[有効化]をクリックし、シリアルナンバーを入力する。
パラゴンソフトウェアのマイアカントを利用する方法もある。パッケージ版では、下にある[シリアルナンバーを使用して有効化]をクリックする。
以上で、完了となる。
●空き領域の移動
○空き領域の移動
実際に、空き領域を移動してみよう。図9では一部が赤くなり、制限がかけられていた。それが、なくなっている。
ここでは、macOSに約400GB、Windowsに約100GB割り振られている。Windowsがやや手狭になってきたので、約120GBに拡大する。
[サイズ変更]をクリックすると、途中で中断しないようにとの警告が表示される。
[続行]をクリックすると、移動がスタートする。
ここでも、中断しないようにと表示されている。環境によっては、時間がかかることがある。操作が完了すると、図16のようになる。
ディスクの情報でも、サイズが約120GBになったことが確認できる。
●ブートメディアの作成
○ブートメディアの作成
さて、冒頭でふれたように新機能として、SIP(System Integrity Protecton)に対応したと紹介した。これは、rootであっても/usrディレクトリ以下などに書き込みを行えないセキュリティ対策である。しかし、CampTuneでは、SIPに抵触してしまうこともある。その対策が、USBメモリでブートメディアの作成である。最低でも1GB程度の容量があれば十分である。USBメモリを接続し、図12で[ブートメディア作成]タブを選ぶ。
ここで、接続したUSBメモリを選択する。容量が多い場合は、作業に使える領域を確保してくれる。
以上、ブートメディアの作成となる。
図21で完成である。
ブートメディアを利用するには、電源投入時にCommandキーを押しながら起動する。起動する領域の選択となるので、USBメモリを選ぶ。
リカバリーモードと同様な画面となるが、CampTuneのツールが追加されている。
「Paragon CampTune」は、USBメモリからCampTuneが起動する。外部から起動しているので、SIPが無効となる。もう1つの「Paragon SIP Manegement Utillity」は、システムディスクのSIPを無効にできる。
SIPを無効にしてしまうと、セキュリティレベルは低下する。しかし、CampTuneが起動しないといったことはなくなる。CampTuneの処理後に、また有効化すればよいだろう。
パラゴンソフトウェアでは、機能制限のある体験版を公開している。興味があれば試してほしい。
Boot Campは、Apple PCにおいて、macOSとWindows OSのデュアルブートを可能にする仕組みである。しかし、まったく異なるOSを同じHDDにインストールするため、インストール後、双方のディスクサイズを変更することはできない。一方のOSの空き容量が少なくなってしまい、サイズを変更したくなった、といったこともある。
そんなときに、便利なユーティリティが「Paragon CampTune」である。macOS環境にインストールし、簡単にBoot CampとmacOSのディスクサイズを変更できる。
対応OSに、macOS High Sierra(10.13)が追加
SIP(System Integrity Protecton)に対応。SIPが有効な状態でも、macOSのシステムディスクのサイズの変更操作が可能に
詳しい、仕様やシステム要求は、パラゴンソフトウェアのWebサイトを参照していただきたい。
そして、CampTuneを利用するまえにやっておきたいことがいくつかある。
Windows OS側で、ディスクのエラーチェック、デフラグ
macOS、Widnowsいずれでも、重要データのバックアップ
以上を必ず実行しておきたい。
○インストールと有効化
CampTuneのインストールであるが、dmgファイルをダブルクリックして、インストーラを起動する。
CampTuneのアイコンを、Applicationsのアイコンにドラッグ&ドロップする。CampTuneの初回起動時に、ヘルパーツールのインストールが行われる。
CampTuneが起動すると、拡張機能のいくつかがブロックされる。
["セキュリティ"環境設定を開く]をクリックして、セキュリティとプライバシーを起動する。
ここで、[許可]をクリックする。その後、ソフトウェア使用許諾が表示されるので、適切に対応する。
ようやくこれで、CampTuneが起動する。
macOSとBoot Campの領域が検出されると、図9のように表示される。
実はこの時点では、体験版と同じ制限(操作・移動可能な空き領域のサイズが2GBまで)があり、一部、赤くなっている。制限を解除するには[有効化]をクリックし、シリアルナンバーを入力する。
パラゴンソフトウェアのマイアカントを利用する方法もある。パッケージ版では、下にある[シリアルナンバーを使用して有効化]をクリックする。
以上で、完了となる。
●空き領域の移動
○空き領域の移動
実際に、空き領域を移動してみよう。図9では一部が赤くなり、制限がかけられていた。それが、なくなっている。
ここでは、macOSに約400GB、Windowsに約100GB割り振られている。Windowsがやや手狭になってきたので、約120GBに拡大する。
[サイズ変更]をクリックすると、途中で中断しないようにとの警告が表示される。
[続行]をクリックすると、移動がスタートする。
ここでも、中断しないようにと表示されている。環境によっては、時間がかかることがある。操作が完了すると、図16のようになる。
ディスクの情報でも、サイズが約120GBになったことが確認できる。
●ブートメディアの作成
○ブートメディアの作成
さて、冒頭でふれたように新機能として、SIP(System Integrity Protecton)に対応したと紹介した。これは、rootであっても/usrディレクトリ以下などに書き込みを行えないセキュリティ対策である。しかし、CampTuneでは、SIPに抵触してしまうこともある。その対策が、USBメモリでブートメディアの作成である。最低でも1GB程度の容量があれば十分である。USBメモリを接続し、図12で[ブートメディア作成]タブを選ぶ。
ここで、接続したUSBメモリを選択する。容量が多い場合は、作業に使える領域を確保してくれる。
以上、ブートメディアの作成となる。
図21で完成である。
ブートメディアを利用するには、電源投入時にCommandキーを押しながら起動する。起動する領域の選択となるので、USBメモリを選ぶ。
リカバリーモードと同様な画面となるが、CampTuneのツールが追加されている。
「Paragon CampTune」は、USBメモリからCampTuneが起動する。外部から起動しているので、SIPが無効となる。もう1つの「Paragon SIP Manegement Utillity」は、システムディスクのSIPを無効にできる。
SIPを無効にしてしまうと、セキュリティレベルは低下する。しかし、CampTuneが起動しないといったことはなくなる。CampTuneの処理後に、また有効化すればよいだろう。
パラゴンソフトウェアでは、機能制限のある体験版を公開している。興味があれば試してほしい。