世界最大級の唐辛子「ビッグ・ジム」知ってる? 大阪・能勢の特産に
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2017年11月7日放送の「Today's VOICE ニュースな人」のコーナーでは、有限会社篠ファーム代表取締役の高田成さんと生産農家の谷勉さんの取り組みについて取り上げられました。このお二人、大阪府能勢町で新たな唐辛子「ビッグ・ジム」を特産品にしようとしています。
日本ビッグ・ジム普及協会Facebookより
栽培を始めて2年目
高田さんの肩書は「農業プロデューサー」、外国原産の野菜などを日本の特定の地域で栽培する企画を立て、地元の農家と協力して新しい特産にしていくのが仕事です。
16年前、世界一辛いというメキシコ原産のハバネロを日本でも栽培しようと企画したのも高田さんでした。
能勢町は大阪府最北部に位置する、山林と田畑が広がるのどかな町。「ビッグ・ジム」はそもそもニューメキシコに詳しい高田さんの友人が日本でも食べたいと提案し、さらに能勢町長が「わが町で栽培を!」と立候補したのが始まりでした。
能勢町の東側、吉野地域の盆地は夏場は暑く適度な湿気があることから高田さんは「ビッグ・ジム」の栽培に向いていると判断、去年生産農家の谷さんと全量買い取りという条件で契約したのです。
本格的な栽培を始めて2年目の今年は300キロ程度の収穫をすることができました。この新たな特産品が日本の農家の未来の形を示すきっかけになればと高田さんと谷さんは頑張っています。
「農業の中には『作る農業』と『企画する農業』の2つが1つになってこそ、これからの農業の前途があるように感じている」と高田さん。農家の方が困らずに農業を続けられるようにとのお考えはとても素敵だと思いました。(ライター:けあるひの)