JR鹿児島線「スペースワールド駅」の駅名標(「そらみみ」さん撮影、Wikimedia Commonsより)

2017年12月末日をもって閉園することが決まっている、福岡県北九州市のテーマパーク「スペースワールド」。その最寄駅であるJR鹿児島線「スペースワールド駅」の名称が今後どうなるのか、市民をはじめ多くの人が気をもんでいる。

ツイッターにはさまざまな声が寄せられている。

「名前変わるの?」「何て名前になるんだろ...」


JR鹿児島線「スペースワールド駅」の改札口(「そらみみ」さん撮影、Wikimedia Commonsより)

スペースワールド駅は1999年に開業。地元の再開発計画の一環として新設され、目と鼻の先にあるスペースワールドにちなんで名づけられた。以来、来園者を中心に少なくない乗客があったが、そのスペースワールド閉園とあっては、果たしてその駅名はどうなってしまうのか......?

ツイッターに投稿されているコメントを見てみよう。

「スペワ閉園したら、旧スペースワールド駅とかになるのかな?名前変わるの?」「スペースワールドなくなったら何駅になるのだ」「来年の元旦から何て名前になるんだろ...」などといった素朴な疑問が、湧きあがっているようだ。

「格好いい... 旧スペースワールド駅とか...」「元スペースワールド駅...ですかね?」「博物館前にしよう」など、新名称のアイデアも続々と......。

ちなみにスペースワールド駅から徒歩約5分の位置に、北九州市立いのちのたび博物館がある。「いのちのたび駅」という提案もあった。

一方、駅の名前は変える必要はない、という意見も多い。

「東急線の学芸大学とか都立大学とか五十年くらい変えてないしいいんじゃ」「行川アイランド駅のことも忘れないでください...」「小田急の向ヶ丘遊園駅は向ヶ丘遊園がなくなっても、ずっと向ヶ丘遊園駅なんだから...」などといったコメントだ。

たしかに東急東横線の「学芸大学駅」「都立大学駅」は、大学の移転や統合再編後も名前を残している。また小田急線の「向ヶ丘遊園駅」は2002年閉園後も名称を変えていない。JR外房線「行川アイランド駅」も2001年閉園後も無人駅として存続している。

2017年10月6日の西日本新聞によると、駅名変更によるコストがかさむこともあり、JR九州は当面は現在の名称を維持する方針とのこと。また10月13日の読売新聞WEB版「YOMIURI ONLINE」では、名称を維持したうえで、来春のダイヤ改正後は快速が通過するようになると報じられている。

「......スペースワールドが年内で閉園することになっており、駅名が変わることが予想されるため、今のうちに訪問」という人もいた。