SMAP元マネ I 女史の “攻撃的な戦略戦術” は小池百合子に通じるものがある
I 女史。
『週刊女性PIMRE』の読者なら説明不要の人物、元SMAPのマネジャーの I 女史の仕掛けが、芸能メディアの関心を集めている。
「当初、芸能界のこれまでの慣例に従って、半年から1年は新たな仕掛けをしない、という流れになるだろうと思っていたのですが、9月8日に事務所を退所して以来、攻撃的ですね」
と大手芸能プロダクション幹部も驚きで受け止める。
新しい事務所を I 女史がすでに立ち上げていたこと、そのことを新聞広告で告知したこと、そこに3人が所属したこと、そしていきなりインターネットテレビへの出演を決めたこと。
「 I 女史か小池都知事か、というぐらいの戦略戦術でしょうね」
と明かすジャーニーズ担当記者は、I 女史のジャニーズ憎しの心情を次のように推測する。
「数年前、『週刊文春』のインタビューで、I 女史はメリー喜多川さんに面罵され、全国に恥をさらされてしまった。現在の物差しで測れば、明らかなパワハラですよ。その恨みを I 女史は忘れていないし、元SMAPのメンバーともその気持ちを共有しているはず。
これまで通りの商品価値を保ち、それ以上の存在に3人を持ち上げる、というのが I 女史の狙いでしょう」
地上波で新しい番組を持つとなると、ジャニーズ事務所とバッティングするが、I 女史が狙いを付けたのはインターネットテレビ。
「ネットはジャニーズの未開の地です。ネットの社会なら、軋轢の生まれようがない。それからもうひとつ、テレビ朝日にとっても渡りに舟だったのです。
実は『SmaSTATION!!』が終わるにあたって、局側に抗議のメールや電話が来ているんです。どうして終わらせるのかと。それがジャニーズファンからさらに周囲に拡大すれば、かつて韓流をオンエアーしすぎと叩かれ、以来、視聴率の低迷時代を迎えたフジテレビになりかねない。
3人が出演するインターネットテレビは『Abema TV』ですから、テレビ朝日が運営に関わっている。そこで初めて、元SMAPのメンバーを取り上げることで、ファンの批判をそらすことができると踏んだのでしょう」(アイドル誌ライター)
「希望の党」という政党名を今年2月に商標登録し、先々のことを狙っていた小池東京都知事に、巨大な権力に立ち向かっていく I 女史の姿は重なる。
勝負の行方に注目だ。
<取材・文/薮入うらら>