【ファンキー通信】「バカヤロー」「黒い霧」「ハプニング」これな〜んだ?

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 キャンディーズ、ピンクレディー、シブガキ隊、チェッカーズ・・・。これはもちろん解散してしまったグループの名前。そうそう、解散といえば、衆議院も解散されましたね。(ご、強引な流れ!)

 実は、解散の前に○○とついている解散って実はけっこうあるんです。そこで今回は戦後の解散をネーミングから一部おさらい!

 まずは、毎度おなじみ、バカヤロー解散(1953年3月14日吉田首相時)。吉田首相はこの「バカヤロウ」発言のあと「総理大臣は興奮しない方がよろしい」と切り返されたとか。

 次に、気になるのが黒い霧解散(1966年12月27日)。1966年は自民党議員を中心にスキャンダル事件が相次いだため「永田町を黒い霧が覆っている」と批判されたことからきているとか。

 続きまして「ハプニング解散」(1980年5月19日大平首相時)。本来は通過儀礼のために出した野党の内閣不信任案が、派閥の違う与党の議員が大量に欠席してしまったことにより、うっかり通ってしまったのです。

 そして「死んだふり解散」(1986年6月2日中曽根総理時)。ほかに「嘘つき解散」(1993年6月18日宮沢首相時)(←公約を守れなかったから)や「神の国解散」(2000年6月2日森首相時)(←ミレニアム解散ともいうとか)、そして「構造内閣解散」(2003年10月10日)。今回のネーミングはどうなるのかな?

 こうして駆け足で解散をおさらいしてみると、「てんぱったときに使う最後の切り札」に思えてしまうのは私だけなのでしょうか?

 「解散のネーミングは解散時に最もインパクトがあった言葉や出来事、人などから決まることが多いのではないでしょうか」(某新聞社回答)

 解散もいろいろ。政治もいろいろ。「イマイチ政治なんて興味わかねー」といってるあなたも、今夜この解散ネタで一つ「解散にもいろいろ・・・・」と、隣のあの子を口説く切り札にしてみてはいかがでしょうか? ん? 政治も彼女もそんなに単純じゃない? し、失礼しました・・・。(文/verb)