盗まれずに済んだ婚約指輪(画像は『Char-denise Nel 2017年6月19日付Facebook「Best day ever!!!」』のスクリーンショット)

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「思い出の婚約指輪と結婚指輪は絶対に誰にも渡さない…」強盗に押し入られた新妻は、指輪に手を掛けられそうになると咄嗟にそれを飲み込んだ。『YOU.co.za』が伝えている。

南アフリカのケープタウンに住むファファ・ネルさん(24)とその妻シャーデニス・ネルさん(22)は、6月3日に結婚したばかりの新婚カップルだ。しかしそんな2人に不幸が訪れた。

6月17日の午前2時、飼い犬の異常な泣き声で目覚めたファファさんが外を確認すると、2人の男が家の門をこじ開け侵入しようとしているのが見えた。寝室のドアを閉めようとしたファファさんだが、ナイフを持った他の男2人に発見され、そのままトイレに閉じ込められてしまった。

4人の強盗はシャーデニスさんが寝ている部屋へ入ると、すぐさま物色を始めた。物音で目覚めたシャーデニスさんは夫の行方も分からないまま、毛布の下で恐怖におののきながら息をひそめていた。

すると突然、男の1人が毛布の下のシャーデニスさんの手を掴んだ。シャーデニスさんはハッとして手を引っ込めると、咄嗟の判断で結婚指輪と婚約指輪を指から外し、迷うことなく飲み込んだのだ。

強盗はテレビ、パソコン、携帯と腕時計を盗んで去っていった。ファファさんの母は別の部屋で寝ていたが無事で、夫妻も怪我することなく事なきを得た。

しかし問題は指輪である。強盗が去ったのを確認すると、シャーデニスさんは急いで洗面所へ駆け込み指輪を吐き出そうとした。そして結婚指輪は戻ってきたが、婚約指輪を拝むことはできなかった。

翌日に夫妻揃って病院へ行くと、レントゲン写真には婚約指輪がしっかりと写っていた。しかし医師は「心配しなくても自然に出てくるよ」と楽観視しており、夫妻は仕方なく帰宅したという。

そして事件から2日後、シャーデニスさんは自身のFacebookに「指輪にまた会えるなんて最高の日!」と記して、綺麗に洗ったであろう指輪の写真を投稿している。

画像は『Char-denise Nel 2017年6月19日付Facebook「Best day ever!!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)