25日、札幌ドームで行われたプロ野球公式戦、北海道日本ハムファイターズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの一戦は、初回から得点を積み重ねた楽天が、岸孝之、久保裕也の完封リレーで快勝した。

すると、TBS「S1」では、野球解説者・野村克也氏による番組恒例“ボヤき解説”の模様を放送。今月29日に82歳になる野村氏だが、同一戦の解説では、日本ハムの4番・中田翔に痛烈なダメだしを行った。

まずは初回、日本ハムの先発、浦野博司が聖澤諒のタイムリーを浴び、ワイルドピッチで追加点を与えると、「あ〜あ」とため息をついた野村氏。「コントロールはつかない。球威は出ない。使えない」と厳しく言い放つと、「吉井も吉井だな。こんなのよく投げさせるよ」と吉井理人コーチにもチクリ。

続いては、6回裏の日本ハムの攻撃。4番・中田翔が打席に立つと、金色のヒゲが気に入らない野村氏は「カァー、このヒゲ」と切り出すや「ヒゲも染めてんの?最低だね」とキッパリ。この打席で中田が三振に倒れると、「ど真ん中の真っ直ぐ(で三振)。ああいうところに姿勢が出る。4番の資格なし」とまで言い切った。

その一方で、かつて野村氏が監督を務めた楽天は、首位をキープ。スタジオにいた山崎武司氏をカメラ越しに呼びかけると、野村氏は「楽天が強い。俺とお前がいなくなって強くなったな。そういう意味では大変な功労者だ」などと自虐的に語った。