オフに来季以降のことはゆっくり考えると語った尾崎将司(撮影:米山聡明)

写真拡大

<ダンロップフェニックス 2日目◇18日◇フェニックスカントリークラブ(7,027ヤード・パー71)>
 宮崎県にあるフェニックスCCで開催中の「ダンロップフェニックス」は第2ラウンドを行い、初日に12オーバーを叩いて83位に沈んでいた尾崎将司は9ホール終了時点で腰痛のため棄権した。尾崎は来週の「カシオワールドオープン」には出場しないため、シーズンは今大会で終了となった。
2013年つるやオープンで“62”を叩きだしてエージシュートを達成した尾崎将司
 尾崎は1994年から96年まで今大会を3連覇。節目の通算100勝目もこの地で達成した。今シーズンは近年の持病となっている腰痛により出場12試合中9試合で途中棄権。「中日クラウンズ」初日の“70”が今季最もいいスコアだった。予選通過は初日に“62”でエージシュートを達成した2013年の「つるやオープン」までさかのぼる。
 1月には70歳を迎えるレジェンドは自身の状態について「重大な局面に立たされている。1番の原因は十何年前の狭窄からくる神経圧迫が続いていること。トレーニングしても痛くなるから下半身の衰えが大きい。足の力がなくなって腰に負担がかかっている」と厳しい表情で話した。
 来季以降についても「重大な局面を迎えているって言ってるじゃない。治療方法は強くすること以外にないんだけど、それも年齢的に無理なんだよ。去年の今頃から3月、4月まで頑張って自分なりにやったのに、ダメだったからどうすりゃいいんだろう。オフにゆっくりと今年は考える」と自身のキャリアについても意味深なコメントを残して、コースを後にした。
<ゴルフ情報ALBA.Net>