「べっぴんさん」19話。ももクロパワーの明るさにホッとする
連続テレビ小説「べっぴんさん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第4週「四つ葉のクローバー」第19回 10月24日(月)放送より。
脚本:渡辺千穂 演出:安達もじり
ひさびさに良子(ももクロ百田夏菜子)が登場〜〜。百田夏菜子は貧しい装いでも明るさがあるなあ。
ホッとした。いや、すみれ(芳根京子)はすみれでウスバカゲロウのような魅力があるので、やっぱり
4人組で補い合ってほしい。高良健吾も永山絢斗も出ていた「おひさま」(11年)の3人組(井上真央、満島ひかり、マイコ)のグループパワーを超える作品を期待している。
19回のレビュー終わり。
うそ。
「戦争はすみれからたくさんのものを奪いました」(ナレーション/菅野美穂)
ということで、良子が出てくるまでは、暗黒。
明美(谷村美月)がこれまで胸に秘めてきた想いを、すみれに激白。
貧しさを恨み、お金持ちに負けないように頑張ってきたが、お母さんを楽にできないまま亡くしてしまった話は深刻(韻踏んでみました)。
谷村美月が巧いからよけいに辛くなる。
わかったのは、朝ドラのメインの若い俳優は、あんまり巧くないほうがいいってこと。巧いのは父母や祖父母世代の俳優さんに任せてただただフレッシュで懸命なひとがいい。巧い俳優を使うとシリアスになり過ぎる。
なんとか明美から聞いた西洋式のおしめに関すること。でも肌触りのいい生地が必要だけれどなかなか手に入らなそう。でも、闇市にはなんでもありそうと生地を探しに行ったら、ならず者たちに拉致られて・・・
すみれピンチ!
でも、英輔(松下優也)が助けてくれた。
このひとの想いは報われないのがわかりきってるので、切ないなあ。なーっ(ハイスクールララバイ)
おしめを作ろうと「自分の足で歩きはじめた」(ノロマな亀的な)すみれに、ゆり(蓮佛美沙子)が追い抜かれたような気持ちになってしまう。ゆりは頑張りやのうさぎなのにね。
そして、近所の女性が、昔良子のしていた時計をもっていたことから、良子を探しはじめるすみれ。
そのとき、近所のひとはみんな赤ちゃん背負っているのに、すみれは、さくらを喜代(宮田圭子)に任せているのかなあ、お嬢さんやわ〜 と思ったら、次の場面では背負ってた。ヤラれた、小姑トーク封じられた!
子供連れていたほうが襲われないと思ったのかもしれない。
良子のことを思い出すとき、一瞬無音のあと、「オートバイの君」の名台詞、百田夏菜子の明るい声が聞こえて効果的。
良子の家の前に風を吹かせ、砂埃も「平清盛」みたいに激しくなくもさりげに舞わせ、ならず者たちの喧嘩のシーンにも力が入って、余白の部分でスタッフを育てているようで、未来への希望を感じる。
(木俣冬)
脚本:渡辺千穂 演出:安達もじり
ひさびさに良子(ももクロ百田夏菜子)が登場〜〜。百田夏菜子は貧しい装いでも明るさがあるなあ。
ホッとした。いや、すみれ(芳根京子)はすみれでウスバカゲロウのような魅力があるので、やっぱり
4人組で補い合ってほしい。高良健吾も永山絢斗も出ていた「おひさま」(11年)の3人組(井上真央、満島ひかり、マイコ)のグループパワーを超える作品を期待している。
うそ。
「戦争はすみれからたくさんのものを奪いました」(ナレーション/菅野美穂)
ということで、良子が出てくるまでは、暗黒。
明美(谷村美月)がこれまで胸に秘めてきた想いを、すみれに激白。
貧しさを恨み、お金持ちに負けないように頑張ってきたが、お母さんを楽にできないまま亡くしてしまった話は深刻(韻踏んでみました)。
谷村美月が巧いからよけいに辛くなる。
わかったのは、朝ドラのメインの若い俳優は、あんまり巧くないほうがいいってこと。巧いのは父母や祖父母世代の俳優さんに任せてただただフレッシュで懸命なひとがいい。巧い俳優を使うとシリアスになり過ぎる。
なんとか明美から聞いた西洋式のおしめに関すること。でも肌触りのいい生地が必要だけれどなかなか手に入らなそう。でも、闇市にはなんでもありそうと生地を探しに行ったら、ならず者たちに拉致られて・・・
すみれピンチ!
でも、英輔(松下優也)が助けてくれた。
このひとの想いは報われないのがわかりきってるので、切ないなあ。なーっ(ハイスクールララバイ)
おしめを作ろうと「自分の足で歩きはじめた」(ノロマな亀的な)すみれに、ゆり(蓮佛美沙子)が追い抜かれたような気持ちになってしまう。ゆりは頑張りやのうさぎなのにね。
そして、近所の女性が、昔良子のしていた時計をもっていたことから、良子を探しはじめるすみれ。
そのとき、近所のひとはみんな赤ちゃん背負っているのに、すみれは、さくらを喜代(宮田圭子)に任せているのかなあ、お嬢さんやわ〜 と思ったら、次の場面では背負ってた。ヤラれた、小姑トーク封じられた!
子供連れていたほうが襲われないと思ったのかもしれない。
良子のことを思い出すとき、一瞬無音のあと、「オートバイの君」の名台詞、百田夏菜子の明るい声が聞こえて効果的。
良子の家の前に風を吹かせ、砂埃も「平清盛」みたいに激しくなくもさりげに舞わせ、ならず者たちの喧嘩のシーンにも力が入って、余白の部分でスタッフを育てているようで、未来への希望を感じる。
(木俣冬)