【ファンキー通信】魅惑の「納豆コーヒーゼリーサンド」とは?

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 「納豆」でもなく「コーヒーゼリー」でもなく、「納豆コーヒーゼリーサンド」が冗談抜きで存在するらしい。組み合わせを考えただけで、思わず「ビミョー」といいたくなる気持ちを抑えつつ、実際の味はどうなのか? 怖いもの見たさもあり、早速、販売している都内の新宿ワシントンホテル地下1階にある、京都鞍馬サンドにお邪魔した。

 「多いときは毎日20個くらいは出ますね。とくに男性に人気ですよ」と語るのは新宿店店長の芹沢さん。もともとは三重県鈴鹿にある本店のオーナーが、「日本人の口に合う、本当においしいサンドイッチを作ろう」と開発したのが、京都鞍馬サンドのはじまりという。

 確かに、お店には『うなぎサンド』『きんぴらサンド』『味噌カツサンド』など35種類以上のおかず感覚・デザート感覚で食べられるサンドイッチが並ぶ。値段はいずれも200円〜400円だ。今でも毎月毎月、新しいメニューをスタッフと膝を突き合わせて開発中というから頭が下がる。

 納豆コーヒーゼリーサンド(360円)の発売のきっかけは「元々は甘いものを食べようとして冷蔵庫の生クリームを取り出したら、納豆が落ちてきたらしいんですね。それで、これはメニューのひとつとして加えてみるかということになったんです」(新宿店店長)

 実際、納豆コーヒーゼリーサンドを薦められるままに袋を開けると、納豆のネバネバが炸裂。うーん、ちょっと心配・・・。しかしここでひるむわけにはいかないので、勢いに任せて一口。おや? 食べられるかも・・・。二口、三口。いや、どういうわけかとまらない。納豆がコーヒーの香ばしさで中和されて、甘さ控えめたっぷりの生クリームが包み込む。見た目とは裏腹にあっさりとしたフルーツサンドの味がする。これ、日本人にはいける味でっせ! お客さん。

 味のヒミツは一体?「実は中身の具は、全てオリジナルです。ゼリーはコーヒーから、生クリームも手作りですから、甘さや硬さなど細かい点も考慮して調合しているんです」(新宿店店長)という答えが返ってきた。

 やはり配合にヒミツがあるのだろう。どんな配合? とお聞きしたところ「それは企業秘密なのでごめんなさい」といわれてしまった。残念! どうしてもという人、納豆コーヒーゼリーサンドは三重県本店、名古屋栄店、そして新宿店の3店舗でのみ販売している。あとをひくおいしさを体感したい人はぜひ、いかが?(文/verb)

取材協力:京都鞍馬サンド新宿ワシントン店 tel 03-5339-6693