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 Hey! Say! JUMP・中島裕翔(22)主演のテレビドラマ、『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』(フジテレビ系)の視聴率低迷がいよいよ深刻だ。7月17日に放送された第1話の平均視聴率が6.5%と大惨敗に終わったことから、危機的状況にあることは間違いなかったが、31日に放送された第3話ではさらに6.0%と低下。このまま下降線をたどるとなると、途中打ち切りの可能性もある。

『HOPE』は、韓国で大ヒットしたドラマ『ミセン-未生-』のリメイク版ということで、放送前はヒット間違いなしとの触れ込みだったものの、この惨敗っぷり。その原因として大きくクローズアップされているのは、やはり中島のスキャンダルだろう。

 中島はこのドラマの発表直前の4月に、『週刊ポスト』(小学館)に女優の吉田羊(年齢非公表)との7連泊を報じられた。その直後には、路上で泥酔し通りすがりの一般女性に抱きつく“痴漢騒動”まで起こし、一時はこのドラマの降板も噂された。しかし、事務所の手厚いフォローから何とか放送までこぎつけている。ただ騒動によってのファン離れは著しく、ドラマの視聴率に直結していることは間違いない。

 この低視聴率は、共演俳優の役者人生を左右する可能性もでてきた。

「中島の上司役を演じる遠藤憲一(55)は、放送前に行われた記者会見で『観てつまんないって人が圧倒的だったら、俳優を引退する』と自信満々に言い放っていました。あれだけ男らしいタイプの人間ですし、今回の低迷を受けて、“男に二言はない”となるのか注目されています」(番組制作者)

 自らのスキャンダルが原因で、ドラマ枠存続が危ぶまれるだけでなく、一人のベテラン俳優の今後をも左右することになるとは、本人も思っていなかったことだろう。

■主演が続々決まる、“お相手”とは明暗くっきり

 一方で、その中島のスキャンダルの“お相手”となった吉田はというと、10月からWOWOWで放送される『連続ドラマW コールドケース 〜真実の扉〜』で初主演が決まり、さらには同じフジテレビでも、10月から連ドラの主演が決まっているという。

 中島とのスキャンダルで圧力を掛けられ、仕事が激減するのではとの噂もあった吉田だが、今の所その気配はない。これは一体どういうことか。

「今回の主演の話は、熱愛報道前から決まっていたものですが、局としてはもちろん、その報道が出たあとにはジャニーズにお伺いを立てています。しかし、藤島ジュリー景子副社長(50)は、政治的な圧力を嫌うタイプ。結局は、おとがめなしで済んだようです。もし中島の担当がメリー喜多川副社長(89)だったら…激怒して企画ごと立ち消えていてもおかしくありませんでしたよ」(前出・番組制作者)

 すっかり明暗が分かれた両者だが、ドラマがスタートすれば吉田へのバッシングの声もあがるだろう。

 果たして右肩上がりになるか。それとも、中島と同じように惨敗となるのか。次クールの数字も今から気になるところだ。

文・阿蘭澄史(あらん・すみし)※1974年滋賀県出身。フリー記者。某在京スポーツ紙の契約記者を経て、現在は週刊誌等で活躍中。主な著書に『真相!アイドル流出事件簿』(ミリオン出版)、『事務所をクビになった芸能人』(竹書房)、『芸能人のタブー』(宙出版)など。