バルセロナに新居を購入も…ネイマールが引越作業を中断、移籍を模索か

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 バルセロナに所属するブラジル代表FWネイマールがカステイダフェルス(カタルーニャ州、バルセロナの南西20キロメートルの位置)に購入した新居への引っ越し作業を中断していることが明らかになった。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が19日に報じている。

 報道によると、ネイマールは数カ月前にカステイダフェルスに住宅を購入。チームメイトであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシやウルグアイ代表FWルイス・スアレスの自宅と100メートル圏内という新居で新生活を始める予定となっていた。しかし現在、新居への引っ越し作業を中断している模様だ。同紙は「将来についての憶測が飛び交う中で」と記し、ネイマールが他クラブへの移籍を模索している可能性を示唆した。

 スペイン紙『マルカ』によれば、ネイマールの代理人を務めるワグネル・リベイロ氏が「現在、彼を獲得したいと思っていて、バルセロナに違約金(移籍金)2億ユーロ(約234億9000万円)を払うことができるビッグクラブは世界に3つある。(クラブの具体名については)これ以上は言えない。機密事項として扱わなければいけない」と、3クラブが移籍金を準備して獲得を目指していると明かしている。

 ネイマールについては今年1月以降、複数のビッグクラブが巨額オファーを準備しているとの報道が絶えない。マンチェスター・Uやマンチェスター・Cからの関心が報じられているほか、今月3日付のスペイン紙『アス』によれば、同選手がレアル・マドリードへ“逆オファー”を提示した模様だ。ネイマールは移籍金1億9200万ユーロ(約232億5000万円)でレアル・マドリード側へ売り込みをかけ、同時にパリ・サンジェルマンから年俸3000万ユーロ(約36億2000万円)でのオファーを受けていることを明らかにしたという。

 ネイマールは現在、バルセロナとの契約延長に向けて交渉中と伝えられている。『ムンド・デポルティーボ』は「バルセロナは数日中の新契約締結に向けて動いている」と報じているが、正式発表が行われるまで移籍報道が止むことはなさそうだ。