【米国はこう見ている】イチロー2つの美技に米メディアが賛辞「凄まじいキャッチを成功」
マルチ安打、日米700盗塁のほかに「2つの輝けるプレー」
マーリンズのイチロー外野手が2日(日本時間3日)の本拠地パイレーツ戦で「1番・センター」で2試合ぶりにスタメン出場し、走攻守で大活躍を見せた。今季8度目のマルチ安打でメジャー通算2965安打とし、歴代単独31位に浮上。さらに7回には今季3個目の盗塁を成功させ、日米通算700盗塁に到達した。地元メディアはセンターの守備で2度披露したスーパーキャッチを絶賛している。
この日は2回2死満塁のピンチで右中間に飛んだライナーに対してスライディングキャッチを披露。4回にはフェンスぎりぎりの大飛球をジャンピングキャッチを決めた。
これについてESPNは「イチロー、2つの凄まじいキャッチを成功」との見出しで特集。「イチロー・スズキはヒットでは物足りずホームランまでも盗んでしまった」とその美技を紹介した。
一方、 MLB公式サイトは「3000本安打まで35本のイチローがグラブでインパクトを見せつける」と特集。「打席だろうが、フィールドだろうが、42歳のマーリンズの外野手、イチロー・スズキは常に重要な要素であり続けている。木曜日のパイレーツ戦の12回の4-3勝利も間違いなく例外ではなかった」とレポートした。
チェンも称賛「2つの偉大なプレーを見せた」
この日は今季8度目のマルチ安打で今季打率.323に。延長12回には1死走者なしから四球を選んでイエリッチのサヨナラ打につなげた。しかし、その打撃以上に守備での衝撃が大きかったという。
「イチローは3000本安打のマイルストーンまで、わずか35本に迫った。パイレーツ相手にバットで仕事をしただけに留まらない。グラブでも魅せた。2回二死満塁の場面で、彼のダイビングキャッチは最低2失点を救った」「ベテランは2つの輝けるプレーを見せた。4回にはセンターフェンスを背にジャンピングキャッチで、姜の長打を奪った」などと称賛されている。
先発した元中日のチェン・ウェイン投手も感謝。「イチローは守備面で最高のサポートをしてくれた。彼はフィールドで2つの偉大なプレーを見せた。彼がいなければ、私は2回にヒットを打たれていた。そして、ヒットを2本も打っている。守備も攻撃も彼は本当に偉大な選手なんです」と語ったという。