iPhoneと連携して天気を調べる「傘」が登場 置き忘れも教えてくれる賢い「Oombrella」
しかし慌てて天気予報を確認せずに出かけてしまって、外出先で雨に見舞われてしまった、
そんな経験はいまでもあるだろう。
だがWezzooが開発したスマートな傘、「Oombrella」があれば、もうそんな失敗はなりそうだ。
Wezzooとは、自分のいる場所の天気を世界中のユーザーと共有できるソーシャル天気サービスである。
そのWezzooが開発した「Oombrella」は、傘の取っ手の部分に気温、気圧、湿度のセンサーを内蔵した超ハイテクなアンブレラ（傘）だ。
「Oombrella」は、その場の気象状態をそれらのセンサーが常に感知し、スマホを経由してWezzooに送信され共有される。Oombrellaの利用者一人一人が、気象情報の発信者となり、ピンポイントの天気予報の精度がアップするのだ。
さらにOombrellaの傘を開くと、その情報がWezzooに送信される。
「傘を開いたという事実」＝「雨が降っている」いう降雨情報として自動的に収集されていくのだ。
傘の柄の部分のセンサーが気象情報を収集してくれるOombrella
このように実際に天気を体感している人の情報を収集・分析したWezzooが、「Oombrella」を利用している人のスマホに「15分以内に雨が降りそう」と言った通知を行ってくれるのだ。
つまり「Oombrella」があれば、天気予報を見なくても、これから雨が降るか、降らないかを自動で知ることができる。
当然「Oombrella」の利用者が増えれば増えるほど、この予報の精度は、より正確となる。
また外出中に雨が止んだ際、傘を置き忘れてしまうことが多いが、それも「Oombrella」は防いでくれる。
「Oombrella」は、スマホと一定の距離が離れると、アプリが警告を出して置き忘れを通知してくれるのだ。
例えば自宅を出るときにOombrellaを持ち忘れてしまっても、スマホが持ち忘れを知らせてくれるというわけだ。
傘を何度も置き忘れた経験のある人には、これだけでも便利な機能だろう。
スマホに気象情報を通知、置き忘れ防止機能もある
「Oombrella」は、折り畳み型と普通の形の2つのタイプが用意されている。
色はベーシックな白、黒、そしてカラフルに輝く七色カラーの3タイプ。
価格は79ドルで今年10月に発売予定とのこと。
日本の梅雨のシーズンには間に合わないが、秋の台風シーズンに合わせて日本でも発売してほしいものだ。
山根康宏
