(c)盛岡じゃじゃ麺ファンクラブ

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 冷麺といえば盛岡名物ということは言わずもがなであるが、盛岡じゃじゃ麺を食べたあと、同じお皿でシメに飲むたまごスープ、「ちーたんたん」はご存じだろうか? ミョーな名前が耳に残るこのスープ。実はほっとする味として徐々に浸透中なんだとか。

 ちーたんたんを説明する前に、まずは盛岡じゃじゃ麺についてご説明を。この「盛岡じゃじゃ麺」は盛岡三大麺(わんこそば、冷麺、そして盛岡じゃじゃ麺)のひとつで「隠れた名物」。ゆでた平うどんに肉味噌、きゅうり、ねぎ、にんにくなどの具をいれたあと、酢やラー油などをからめてあくまで自分好みに味を作っていく独特の麺。

 そしてその後のスープ「ちーたんたん」の名前の由来は正式名称「鶏蛋湯」といい、鶏の卵のスープという単語の中国読みということだ。略して「チータン」でもOK。なじみ深い人にとっては、じゃじゃ麺のあとのスープは「ごはんと味噌汁のようなもの」(都内のじゃじゃ麺店)だという。

 といっても百聞は一見にしかず。さっそくじゃじゃ麺の元祖、盛岡内丸にある「白龍(パイロン)」のじゃじゃ麺+ちーたんたんを食べてみることに。今回は盛岡じゃじゃ麺ファンクラブの絶大なるご協力によりクール宅急便で送っていただいた。

 「ちーたんたん」は、じゃじゃ麺を食べ終わったあとに作るのだが、食べたお皿にたまごを割り入れ溶いたあと、うどんをゆでる際に使ったゆで汁を加える。もちろん、具がちょっと残った状態でもよい。

 このスープ、かなりイケル。普通のたまごスープより、深みがあるような・・・。ヒミツはどうやらゆで汁にあるらしい。「ぐらぐら煮立ったゆで汁を卵に注ぐことにより卵がかき玉汁のように固まるのは、麺をゆでた際のでんぷん質がお湯に溶けているからですね」(盛岡じゃじゃ麺ファンクラブ)。お好みで余った肉味噌を混ぜても香ばしい。

さあ、この記事を読んで食べたくなった人。本場の盛岡で食べる際は、麺を食べた後「チータン下さい」とサラリといえばOKだ。もちろんネットでも買うことができるので、自宅でこっそりとじゃじゃ麺&チータン三昧もOK。さあ、レッツちーたんたん!(文/verb)

 


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