英国フォートナム&メイソン本店のアフタヌーンティーがまさに天国夢心地

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英国王室御用達にこだわる旅にて、かのフォートナム&メイソン本店のサロンへ行ってきました!

僕はフォートナム&メイソンのことを誤解していた。

そもそもですが、僕はフォートナム&メイソンについていくつか誤解していました。

ひとつは、紅茶専門店だと思っていたこと。その実、フォートナム&メイソンは英国王室御用達の「百貨店」でした。ウィリアム・フォートナムとヒュー・メイソンにより1707年に創業されたこの「百貨店」は、ピカデリーに本店があり、その佇まいからして大変にカッコイイ。エリザベス女王2世とプリンス・オブ・ウェールズ(チャールズ皇太子)2つのロイヤルワラントを所有していて、市民の必需品から最高級なものまで、なんでもそろうのが特徴なんだとか。

店内はとてもカラフル。そして印象的な赤絨毯。まるでおもちゃ箱のような店内には、ところせましと英国国民が愛する様々な食べ物が。1Fでメインとなっているのは紅茶で、膨大な種類が売られています。もちろんパックもあれば、量り売りもありまして、好きな形態で購入することが可能。

ちなみに僕は量り売りでマーガレットホープのセカンドフラッシュとロイヤルブレンドを買いました。それがまたね、量り売りをしてくれる担当の女性の所作がかっこよくて…お願いして動画でも撮らせてもらえば良かった。すごかった。正直、その所作が見たくて、追加でアールグレイ買ってしまったくらい。

 

そしてもうひとつの誤解は…「品質そんなに高いですかねえ?」と思っていたことです。本当にすみません。正直に書きますよ、いままで日本国内で買ったフォートナム&メイソンのダージリンやアールグレイって、まあおいしいけど「すごくおいしい」では無い印象だったんですよね。なんでだかわからないけど。

でも、今回このフォートナム&メイソンで買ったり、上階のカフェで飲んだお茶は…もう…。大変に、めちゃくちゃおいしかったんですよ。もしかしたら僕のお茶をいれる腕が悪かった可能性や、国内に入ってきたものがたまたま良くなかった可能性もありますが、ホント、いままでのフォートナム&メイソンに対するイメージってなんだったんだろうって。

ちなみに我が家の厳しい紅茶葉ランキングにて、マーガレットホープのセカンドフラッシュは現在1位になっています。好みの問題ですが、ダージリンらしい深い味わいと香りで、満足度がとても高い。帰ってきてからの連投によって早々に終わりそうで、次どうすんの?ってのが課題になるほど。ほんと、どうすんだろ。国内のフォートナム&メイソン取扱店で同じクオリティの茶葉買えるのかな…。

 

まさに天国なフォートナム&メイソンのアフタヌーンティー

そんなフォートナム&メイソンの本店で、お茶ですよ!アフタヌーンティーですよ!痺れるわあ。

まずね、店内のこの色!たまらんね。なかなか日本では見ないこの色ですが、不思議と居心地悪くない。むしろいい。とてもいい。

メニューも美しい。

 

そしてですね、先述のロイヤルブレンドやマーガレットホープのセカンドフラッシュを飲んだわけですが、まあーうまい。ほんとうまい。ギャルソンの腕がいいのもありますが、家でも近い味が出せたので、茶葉の力が大きいんでしょうねえ。ちなみにロンドンと日本では水の硬度が全く違うので、厳密には同じ味が出ないはずです。

余談ですが、英国ブレンドの紅茶は茶葉をほんの少し多めにかつ抽出時間を少なめくらいな感じでコントロールすると、渋みも押さえられて良いかなと思います。軟水で入れると渋みも出過ぎちゃうので。短時間でタンニンが出ちゃう前に引き上げましょう。

いまのところ我が家のマーガレットホープのベストは7gに100度のお湯380ccで2分半です。スタンダードだと、3gに100度のお湯200ccで3分〜4分じゃないかと。個人的には、これだと少し苦みが多いかな。

余談が終わらなくなるのでこんなところで(笑

 

閑話休題。

そして来ましたよ、アフタヌーンティーのトレイが。どれも非常に完成度が高いのですが、なかでもスコーンは今まで食べたどんなスコーンよりも圧倒的に美味しい。

イギリスでは「焼きたてのスコーンしか提供しない」という不文律があるそうですが、それをふまえても、これ美味しすぎるでしょ?もちろんトレーに乗っているものは、どれもおかわり可能です。

食べ過ぎ注意だけど…食べ過ぎてもいいかな。

ちなみに残ったらお持ち帰り用に包んでくれました。最高。ギャルソン達の佇まいもいいし、ここは…お茶好きなら来ない理由がないでしょう。

 

豆知識

正面玄関の上部にはからくり時計がついておりまして、決まった時刻になるとフォートナムさんとメイソンさんがお茶を運んでくれます。見られたらラッキー!?

 

この旅行について

この旅行は、英国政府観光庁と、キャセイパシフィック航空さんのブログレポーター企画に参加しており、個人的な買い物以外の全てを提供いただきました。

 

英国フォートナム&メイソン本店のアフタヌーンティーがまさに天国夢心地