海外で販売されたロックマンのパッケージがニセモノかと思うレベルの驚愕のダサさ
1987年にカプコンから発売されたファミリーコンピュータ向けアクションゲームが「ロックマン」です。ロックマンシリーズは日本国内だけでなく海外でも人気を得ているのですが、海外版のタイトルは「MEGA MAN」に変更されており、さらにパッケージイラストもなぜか「あれ?ニセモノ?」と思うレベルのイラストが採用されています。
そんなMEGA MANシリーズのうち、Nintendo Entertainment Systemでリリースされたもののパッケージをまとめたムービーが「AVGN: Bad Game Cover Art #2 - Mega Man (NES)」です。
これが初代「MEGA MAN」のパッケージ。「これはある種の芸術家の悪夢を表現した美術品です」と、独特の言い回しでパッケージデザインを評するのは、映画やゲームのレビューを行うウェブサイト「Cinemassacre」のJames Rolfeさん。
続けざまにRolfeさんは「1ドルショップで売られているような色鉛筆を使ったアート」「思春期前期の恐れを感じる」とコメント。
「Nintendo Power」という雑誌の中で子どもからパッケージデザインを募集したそうですが、選ばれたのはなぜか大賞を取ったデザインではなく落選した人のデザインだった模様。
南国風のトロピカルな木々と爆発する町。
イラストアップ。
パッケージイラスト全体を見るとこんな感じ。
衣装がなぜかものすごくシワシワで、かなりオーバーサイズのものをMEGA MANは着用してしまった模様。
「パッケージ中央のMEGA MANがダンスしているみたい」とMEGA MANのポージングをまねて踊り出すRolfeさん。
「疲れて痛ましい表情を浮かべるMEGA MAN」とRolfeさんが言うとおり、衣装とは正反対でその表情はとても暗いです。
顔をアップ。完全におっさんです。
そして手にはなぜか銃を持っています。
ロックマンといえば腕のロックバスターで敵を蹴散らしていくアクションゲームなわけですが、カバーデザインに携わった人たちは誰もMEGA MANをプレイしてなかったのでしょうか。
続いてこれは「MEGA MAN2」のパッケージ。初代よりもパッケージデザインがゲーム中のキャラクターに近づいており、「より良いアーティストを雇った」とRolfeさんは評価。
しかし、これだけロックマンっぽい見た目になっているにも関わらず、いまだにその手には銃を持っています。
また、右足をひねっており痛そう。
背景にはライト博士らしき人物も見えますが……。
こちらはヨーロッパで販売された「MEGA MAN2」のパッケージ。
「宙に浮かぶボーリングのピンのよう」とロックバスターを酷評しつつ、銃からロックバスターに進化した点を評価。
続いて「MEGA MAN3」のパッケージ。見た目が一気にロックマンっぽくなり、あのおじさんはいずこかへ消え去ってしましました。
しかし、Rolfeさんは「ロボットの股間を攻撃してロックマンが笑っている」と指摘。
たしかにそう見えなくもないです。
そしてこれが「MEGA MAN4」のパッケージ。
ダサいダサくないは置いておいて、これは完全にロックマンな見た目。
そして「MEGA MAN9」……と思いきや、最後に出てきたのはCinemassacreが用意したニセモノのパッケージ。しかし、初代MEGA MANと2のパッケージデザインを見ていると、本当にこんなパッケージのものが発売されていてもおかしくないと思えてしまいます。