2015年11月15日、金沢市では初めての本格的フルマラソン大会「金沢マラソン2015」が、同市内で開催された。参加した市民ランナーは約1万1800人、ボランティア約6000人。市内広坂通りから石川県西部緑地公園陸上競技場までのコース沿道に詰めかけ、声援を送った観客は20万人(主催者発表)を超えた。

折からの雨をものともせず、参加ランナーは、香林坊、寺町、東山など市内の観光名所を巡るコースを駆け抜け、金沢初のフルマラソンは盛況のうちに終了した。沿道で協力したボランティアや主催者側はホッと胸をなでおろしたことだろう。

一方、市民や観光客には、開催に伴うさまざまな「しわ寄せ」もあったようで、ツイッターなどでは憤慨する声も聞かれた。

ノーマイカーデーなのに、バスは運休?

金沢駅(Yuko Haraさん撮影,flickrより)

ツイッターに投稿された厳しい意見とは、下のようなものだった。

「ノーマイカーデーなのに、バスは運休」だったようだ。おまけに神社では「七五三詣りの日」だった。こんな日に市内移動不可状態とは、どういうこと?という意見だ。

金沢マラソンは、市の中心部や歴史的景観が残る観光地などをめぐるコースで行われた。ランナーたちには大満足だっただろうが、マラソンと無関係の観光客や、休日のお出かけを楽しもうとした市民と、正面からぶつかる形になってしまったことが、一部の不満を生んだようだ。

マラソンと雨でめっちゃ空いて......

ツイッターには、ひがし茶屋街の写真が投稿されている。

たしかにいつもの週末に比べると、閑散としているようだ。

回を重ねて改善していくしかない

一方、こんな前向きな意見も寄せられていた。

さあ、皆さんはどうお考えだろう。