交通安全TV取材の背後で事故、警察が運転マナー語った皮肉なタイミング。

いつ何時発生するかわからない交通事故。そのため、警察は常日頃から安全運転を心がけるように呼びかけているが、中国ではこのたび、そんな交通安全を訴えるテレビ番組の取材中に交通事故が発生し、騒然となった。インタビューを受けていた警察の背後でタクシーとバイクが衝突してしまったのだ。

中国メディア看看新聞などによると、事故が発生したのは10月16日、安徽省六安市でのこと。地元の警察が交通安全に関する取材を受けている最中に、背後で1台のタクシーと女性が運転するバイクが衝突した。ニュース映像などには、この事故に驚いた警察が事故車両に駆け寄る姿も映し出されている。

何とも皮肉なのが、そのとき警察は横断歩道での運転マナーとして“譲り合い”の重要性を説いており、事故が発生したのもまさにその横断歩道であったという点。警察は「道を譲る人はとても少ないです。みんな先を争います。例えば交差点、信号、しかし……」とここまで言いかけたそのとき、背後から急ブレーキ音が聞こえ、事故が発生してしまった。

幸い死傷者は出なかったが、ネットユーザーは「何とも皮肉な映像」と揶揄。多くは「綺麗ごとってむなしいよな」「もしこれがやらせだったらすごいわ」などと、事故などお構いなしに今回のハプニングを楽しんでいるようだ。