JINS MEMEを発表会場で体験したら「60歳」って言われたけど、すごく欲しくなった

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10月14日に発表会が行われた「JINS MEME(ミーム)」を短時間ですが体験してきました。会場では「JINS MEME ES」と「JINS MEME MT」の2タイプが試着自由で、アプリは「JINS MEME App」と「JINS MEME RUN」の2種類が利用できました。

【ギャラリー】JINS MEME体験 (53枚)

まずは3点式眼電位センサーが付いている「JINS MEME ES」から。持った感じは普通のメガネと同じか軽い?......と思ったんだけど、筆者が以前使っていたメガネはレンズがガラスでした。度もキツかったですし。プラスチックレンズとして考えたらちょこっと重い程度です。重さは約36gとのこと。

電源は右側のつるにあります。長押しで起動し、青色LEDが点滅するとブルートゥースの接続まちになるので、スマホ側で接続すればアプリが利用できます。充電はマイクロUSB端子が右側のつるの下に備わっており、ここから給電します。カバーが付いているので普段は隠れて見えません。最長約24時間もつらしいので、スマホと同様1日1回の充電で十分でしょう。

装着してみると、かなりフィットして違和感はありません。眼電位センサーは、鼻あての部分。3点が目頭と目頭の間にしっかりフィットさせる必要があります。鼻の形状によってはフィットしにくいことがあるかもしれません。

会場イチオシ(筆者調べ)の説明員さんに試着してもらいました

「JINS MEME App」を起動すると、瞬きの動きとアタマの傾きが確認できます。アタマの動きはほとんどタイムラグなく反応しますが、瞬きはセンサーにしっかり接触していなかったのか、反応が鈍かったです。ただ、瞬きの認識はしていたので、体の状態は把握できていると思います。瞬きする時間とか計測されるんですね。

鼻あてとブリッジ部分にセンサー

このアプリは「アタマ年齢」と「カラダ年齢」を随時計測し記録できます。アタマ年齢は集中と活力と落ち着きを眼電位センサーを使って測定します。筆者の場合は、いきなり60歳以上の表示が! 普段の状態ってそんなにヤバイ状態なの? とちょっと衝撃が。でも説明員の話を聞いていくうちに、30歳ぐらいまで下がりました。集中力があがったようです。

アタマ年齢の画面。ちょっと年齢はマシに

もうひとつカラダ年齢は、6軸センサーを使って活動量と姿勢、安定性を測定し年齢をはじき出しています。こちらも最初は60歳......。かなり落ち込みます。家の体脂肪計では、いつも37歳って表示されるのに......。ただ、姿勢を正したりちょっと動いたりすると30歳代になったので、普段から姿勢よく身体も動かそうと心に決めたのでした。

カラダ年齢の画面。こちらもちょっと年齢は改善

このアタマ年齢とカラダ年齢は、あくまで目安だと思うので、心と身体のバランスを保つための、よい指針になるのではないでしょうか。

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続いてサングラスタイプの「JINS MEME MT」を試着。こちらは6軸センサーしか備わっていないのですが、重さが約45gとESより若干重くなっています。レンズはクリアタイプには変更できますが、度付きにはできません。こちらもフィット感は抜群。主に運動するときに装着するタイプなので、ランニング程度の動きではずり落ちたりしませんでした。

JINS MEME MTを装着してみた

こちらでは「JINS MEME RUN」を体験。ランニングのフォームをチェックできます。起動すると、レベルを選びます。初心者はFreeでいいそうです。スタートさせると、画面に走るような足あとが表示されるので、そのペースに合わせて走り出します。走っているときの頭の動きを測定し身体全体のバランスをリアルタイムで表示してくれます。

走りながらスマホの画面を見ると危ないので、あとから自分の走りをチェックできます。スマホのGPSを利用すれば、走った位置も記録されます。試しに走ってみましたが、バランスの悪いこと。自分ではまったく意識していないのに右側に軸が傾いているようです。グラフで確認してもかなりブレていました。

走っている最中の画面。バランス最悪......

走ったあと画面で確認

グラフでバランスも確認可能

しっかりしたフォームで走れるようになれば、効率的に身体が使えるし、ケガを未然に防げますね。従来のヘルスケアのような、走った距離と消費したカロリーだけで満足するのではなく、正しい走り方が身につくのでランニングが趣味という人にはオススメです。2016年1月には、体幹トレーニングアプリ「JINS MEME CORE TRAINING」が登場する予定で、ランナーの課題に合わせたトレーニングメニューを提案してくれるそうです。

駆け足でしたが、「JINS MEME」を試着してみた感想をお届けしました。ホントは筆者が一番気になったドライバー向けアプリ「JINS MEME DRIVE」を体験したかったのですが、デモしかやってませんでした。運転中の眠気を可視化するということで、これがあれば運転中の人より同乗者が「眠いでしょ、ちょっと休まない?」と声掛けできるのではないかと。運転者って無理しがちなので、それを止めてくれる人は重要なことだと思います。あ、でも同乗者ってほぼ寝てますね......。

JINS MEME DRIVEの走行記録

さて、購入するとなるとどちらを選ぶか悩みどころです。もちろんフル装備の「JINS MEME ES」が欲しいところですが、税込4万2120円です。レンズ交換だとプラス2160円かかります。いっぽう「JINS MEME MT」は税込2万520円と半額ですが、眼電位センサーはなし。度付きのレンズにも交換できません。ただ、ランニングが趣味という人は「JINS MEME RUN」がこちらしか対応していないようなので、こちらを選びましょう。あと、11月5日に発売されるときはiOS版しかアプリが公開されないので、Androidスマホしか持っていない人は来年の1月まで待つしかありません。

眼電位センサーを使ったおもしろくてためになるアプリの登場に期待したいですが、JINS MEMEの可能性は今後ますます広がるに違いありません。

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