嘉手納vs石川
注目の集まった嘉手納・仲地玖礼
140kmを超えるストレートを有する大会屈指の好投手、石川のタイシンガー ブランドン 大河と、昨年の一年生中央大会の優勝投手で、去った夏の選手権大会でも連続完封勝利をした嘉手納の仲地 玖礼の対決とあって周囲は好ゲームを期待したが、嘉手納打線の初回の爆発が全てを決した。1回の裏、大量7点を挙げた内容はこうだ。
1番仲井真光亮が左前安打2番古謝巧真が犠打で一死二塁3番大石哲汰の当たりはサードゴロもエラーで出塁。二塁走者は動けずも一、二塁4番大城堅斗が中前安打で満塁5番比嘉花道が逆らわずレフトへ流して先制。なお満塁6番知花拓哉が右前安打で二者生還7番仲地 玖礼は四球で再び満塁8番村濱達成は右飛で二死(満塁)9番新垣和哉が右前安打で二者生還。ライトがエラーする間にもう一人も帰り6点目。新垣は二塁へ1番仲井真が左前安打で新垣が生還。大量7点を挙げた。
次打者がアウトとなりようやく攻守交替となったが、打者11人で6安打を集める猛攻に、周囲のざわめきは中々治らなかった。
嘉手納は続く2回にも一死一塁から、比嘉花が技ありのバントヒット。続く知花もレフト前へ運び1点を加えると、ツーアウト後村濱のレフト前へのタイムリーで9点目。4回にも1点を挙げると6回にはヒットの知花を一塁に置いて代打で登場した小禄大智が三塁打を放って見事なコールド勝ちを収めた。
「次は沖縄尚学を破った美来工科。真玉橋監督(2010年嘉手納を率いて選抜大会に出場)を、僕は兄貴と呼ばせてもらっています。兄貴と良いゲームをして、そして勝ちます!」と語った大蔵監督。注目の師弟対決は土曜日、セルラースタジアムで幕を開ける。
(文=當山 雅通)
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