昨年のワールドシリーズでMVPに輝いたサンフランシスコ・ジャイアンツのピッチャー、マディソン・バムガーナーについて「二刀流」案が浮上し、話題になっている。

バムガーナーは、すでに今シーズン4本もの本塁打に、2割5分近い打率を叩き出している。野手陣に負傷者が続出していることから、セントルイス・カージナルスとの3連戦でも2度代打で出場している。

そんなバムガーナーについて、ジャイアンツのブルース・ボウチー監督が、アメリカン・リーグのチームと対戦する今後の交流戦においてDHとしてスタメン起用することを示唆しているのだ。

ネット上では「バムガーナーが毎日見れる!」「これを見たかった」と二刀流に賛成のファンも多いが、「ボウチー、しなくていい怪我をすることになるからやめた方がいい」「野球の神様はピッチャーのDHを許さない」と意見は二つに分かれている。

15日のナショナルズ戦では完封勝利に加え、3打数2安打のうち1本塁打と2塁打を放っているバムガーナー。現状はヘクター・サンチェスに次ぐ2〜3番目のDH候補のようだが、次の交流試合となるテキサス・レンジャーズ戦で早くもDHバムガーナーが実現する可能性もあるようだ。

近年のMLBのファンの間でも、日本ハムの大谷翔平が移籍した際に「二刀流は可能か?」と度々議論となっている。今回、突然振って沸いたように浮上した「昨年のワールドシリーズMVP男、バムガーナーの二刀流」は、今後大きな話題となりそうだ。