6月30日放送、日本テレビ「NEWS ZERO」では「エース 菅野智之(25)『-7.3』進化の秘密」と題し、今季はここまで13試合に投げ6勝を挙げている巨人のエース・菅野智之に行ったインタビューの模様を伝えた。

『-7.3』とは昨季と比べた菅野の1試合あたりの球数を指す。昨季は13試合(96回)を終え、投球数は1494球。今季は同じ13試合(93と1/3回)でも投球数は1399球と約100球少なく、1試合あたり7.3球少ない計算になる。

「もうちょっと減らせるかな」という菅野は、昨季の奪三振数（73個）が減っている（今季はここまで59個）点についても「三振にはこだわりがない。最初から打たせようと思って投げているんで」と言葉を続けた。

事実、5月19日にプロ初完封を果たした阪神戦において、菅野は9回を112球で終えており、12のアウトを3球以内で打ち取っているのだ。

球数にこだわる理由を「1試合平均10球減ると大体シーズン30試合に投げて300球（減る）ってところになる。現役10年続けられたら3000球。3000球っていうと、もう1シーズン頑張れるっていうところに繋がる」と説明した菅野は「目先の球数じゃなくて、先を見越したプランにも繋がっていくと思う。そういうところにこだわって最後までローテーションを守りたい」と意気込んだ。