デートに誘われたら嬉しい?渋谷恵比寿のホルモン店3選

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意外にヘルシーで美容にいいホルモンは、女性からの人気ももはや一般化。でも、デートだとさすがにちょっと。いえいえ、すごくデート向きなホルモン屋さんもあるんです。

『ホルモン焼 婁熊東京』

カフェを思わせるモダンなインテリアと味の確かさで人気なのが『ホルモン焼 婁熊東京』。スタイリッシュな店内はモノトーンで落ち着いた大人の雰囲気で、ホルモン好き女子に喜んでもらえるはず。

特に、牛レバ刺しに規制がかかる昨今、新鮮な豚のレバ刺しが食べられることが嬉しい。厳しい基準をクリアし、塩で頂けるのが新鮮さの証拠。これを目当てに足を運ぶ女性も多いという。

焼きものは、店主・熊井良氏のタレへのこだわりが光る。従来、他店でよくあるような甘辛ダレや塩ダレは用いず、発酵食品“糀”を使った自家製の糀ダレを開発。

沖縄のシママースと糀をあわせ1週間寝かせた塩糀をはじめ、仙台みそをあわせた味噌糀、醤油やニンニク、生姜とあわせたしょう油糀の3種を用意。ホルモンの種類によって使い分けている。例えば、脂ののった脂つきハラミにはサッパリとした塩糀、コリコリの歯応えが小気味良いのどがしらには香ばしさが映えるしょう油糀ダレをといった按配だ。

常時20種余りが揃う内臓類の鮮度はもちろん折り紙つき。テールのロールキャベツや野菜のテリーヌなどのサイドメニューも見逃せない。初めてならばご主人にお任せが得策。新感覚の魅惑のホルモンをコース仕立てで楽しませてくれる。女性に喜ばれるホルモン屋の筆頭だろう。

『三百屋 お弐階』

神泉の人気焼肉・ホルモン店『神泉ホルモン 三百屋』。もくもくの煙も味わいのうち、と七輪を囲んで食べる気取らないノリの店だが、同じ建物の2階に、ぐっと落ち着いた雰囲気の『三百屋 お弐階(にかい)』が登場した。

2階で供するのは、おまかせコース¥5,000のみ。前菜盛り、刺し盛りなどから始まり、焼き物は塩、タレ、赤身肉など全部で13種類ほどを、1切れずつ。最上級のホルモンがワインとともにコースで味わえる。サラダや〆の一品、デザートまで付く、盛りだくさんの内容だ。

大将の袋谷敏久氏のアレンジで、たとえばミスジにバジルやローズマリーをブレンドしたハーブペーストを合わせたり、塩バージョンの「酢もつ」もイタリアンテイストで仕上げるなど、1階とはひと味違うメニューも楽しい。まずは2階にデートに誘って、気の置けない関係になったら、1階の本店にも足を運びたい。

『おとしぶた。』

渋谷の公園通りに面するひとつの建物内に、3つの異業態の店が入る“肉ビル”があるのはご存じだろうか。

芳賀大地氏が手掛ける『やきとん大地』、『btd』、『おとしぶた。』の3店だ。『大地』ではやきとんを、階下の『おとしぶた。』ではフレッシュな豚ホルモンを使った創作料理を、その同フロアに『btd』では銘柄豚のグリルを、といった具合にアプローチを変え、豚肉の魅力を余すことなく食べ手に伝える。

それぞれに創意工夫が凝らされているが、『おとしぶた。』はホルモンに特化した店。焼きそばにハチノスや小腸を入れたり、ホルモンをアヒージョにしてみたり、もつ好き垂涎の料理ばかり。

別フロアの『やきとん大地』のメニューも頼めたりと、使い勝手のいい渋谷の名店だ。看板なしのビルの一室という隠れ家風の店構えなので、事前に予習してエスコートしよう。