今シーズン2度目の登板となったニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手は、レッド・ソックス戦で5回までに4失点しながらも打線の大量援護を受け、今シーズン1勝目をあげた。

しかし、シーズン前から“田中批判”の急先鋒として話題になっている元レッド・ソックスの殿堂投手、ペドロ・マルティネス氏の手厳しいコメントが再び話題になっている。

田中投手本人も「締まらない試合」と投球内容に不満を示すコメントを残しているが、マルティネス氏はラジオの解説で「まだ田中は65％の出来。マイナー上がりの若手よりはマシだが、最後は痛みが再発すると思う」と、今回も辛口の批評を展開している。

手厳しい意見に加え、ライバルチームであるレッド・ソックスのレジェンドという立場上、ネット上ではすっかり「田中投手への敵意ある発言」と受け取られてしまったマルチネス氏だが、自身がキャリア後期に肩の故障で苦しんだ経緯も明かしている。

手術の決断までに時間がかかった経験から「田中も私と同じ道を歩んでいるように感じる」と語り、「まだ26歳で、長いキャリアがある。1人のチーム・プレイヤーでいるか腕を犠牲にするかの二択だ」と、早めの手術を薦める持論は揺らがないと語っている。