世界禁煙デー(31日)にちなんだ記念シンポジウム「たばこ規制における保健医療専門家の役割」(厚生労働省主催)が31日、東京都千代田区のサイエンスホールであった。岐阜大学大学院医学研究科の藤原久義教授が「禁煙の普及には医師自らの禁煙が先決」と医療側自身の意識改革の必要性を訴えた。循環病態学・呼吸病態学が専門の藤原教授は「喫煙は予防が難しく“疾患”であり、治療が必要」と力説し、たばこへの心理依存やニコチン