ビール大手5社が発表した2015年7〜9月のビールの出荷量は、前年同期比0.3%増の5871万ケース(1ケースは大瓶20本換算)となり、わずかながら11年ぶりのプラスとなった。発泡酒や第三のビールを含めた「ビール類」では2.5%減のため、全体としてシュリンクしていることに違いないが、近年ではちょっとした異変。発泡酒などの税率を上げ、ビールは減税するという酒税の見直しの動きを受け、原点のビールを強化する各社の戦略が背景に