LTE移行で復活した3G通信で究極に節約ができる3G+SIMフリースマホという裏ワザ
今やスマートフォンの通信回線といえばLTEが当たり前になった。こうした中、キャリアもMVNOのLTEスマホが中心となっている。だが、実は3G回線と激安SIMフリースマホにほうが、実用的でお得だと言ったら、みなさんはどう思うだろうか。
●LTE移行の恩恵で、快適さが戻った3G
LTEは3Gに比べ、通信速度が早くて快適だ。3GとLTEの理論値を比較すると、3Gが下り最大14Mbps、上り5.7Mbpsに対し、LTEは下り最大150Mbps、上り50Mbpsと単純に比較しても10倍以上差がある。実際の通信速度、そこまでの差は出ないが、十分LTEのほうが快適なのは誰でもわかる。特に、LTE移行前は、3G回線のパケ詰まりは深刻だっただけに、それが解消したLTE通信の快適さや満足度が高いのもうなずける。特に大都市部3G回線はかなり通信品質が悪化していた。
しかし、今は、ちょっと事情が変わってきているのだ。
NTTドコモの2014年度第1四半期の決算発表によると、スマホ利用者は2534万契約に達し、その内のLTE端末比率は83%となっている。つまりスマホ利用者の大多数がLTEに移行し、3G回線を利用する人はガラケー(従来型携帯電話)で、スマホ利用者は減ったということだ。
つまり、3G回線は、速度こそ、LTEには及ばないが、LTE以上に広いエリアで使えるようになっているということだ。
LTEもカバーエリアが拡大しているが、まだ3Gのほうが対応エリアは広く、LTEのデッドスポットでも3Gなら電波が入ることも多い。しかも、最近では、利用者が減ったことで、3G本来の繋がりやすさ、安定性も復活してきているようなのだ。
●3Gは遅いという誤認識と錯覚の理由
さて、LTEの通信速度が恐ろしく速いので、3G通信は遅いという印象を持つ人も多いのではないだろうか。
しかし、これは大きな錯覚である。
例えば、3G通信で下り1Mbps、登り0.5Mbpsの速度があれば、TwitterやFacebookの閲覧・投稿、LINEのメッセージ、メールの送受信ていどであれば、ストレスなく利用できる。高画質な画像アップロードや動画ストリーミング、大容量のダウンロードなどでなければ、十分にネットライフを堪能できるのだ。
本来のモバイル利用であれば、十分実用になる3G回線が、「実用にならない」、「遅すぎる」という印象が定着してしまったのは、LTE移行以前のトラフィック過多によるパケ詰まりや接続の不安定といった現象によるところが大きいと思われる。
●3G通信+3G対応SIMフリースマホの価格破壊力がスゴイ
とにかくスマホの価格を抑えたいという人にとっては、この3G通信の格安SIMと3G対応SIMフリースマホの組み合わせは、まさにもってこいの組み合わせではないだろうか。外出先は、ネット利用中心で3G回線を使い、動画や大容量のダウンロード、アップロードは、自宅などのWi-Fiを利用すれば解決できるからだ。
例えばDTIのデータ通信専用SIM「ServersMan SIM」は、250Kbpsという低速3G回線ではあるが、月額467円(税抜き)(初期費用 3,000円が別途必要)で通信量の制限なしに利用できる。音声通話は月300円の(税抜)IP電話サービスに別途加入すれば、050の番号にはなるが利用可能だ。
3G対応のSIMフリースマホは、LTEほど電波対応の心配を刷る必要もなく。価格も半額程度とかなり割安になる。例えば、ASUSの6インチファブレットFonePad note 6は、6インチでペン対応とGALAXY noteなみの高性能機種ながら、4万円前後とLTE対応スマホの半額ほどで購入できる。
freetelの格安SIMフリースマートフォン「priori」は10,584円(税込)と超激安な価格で販売されている。
3.5インチとコンパクトな本体に、OSはAndroid 4.1.2、プロセッサはSC7710、メモリ512MB、ストレージ512MBという仕様。カメラはメインが200万画素、インカメラは30万画素。
SNSやメッセンジャー、ブラウサーといった軽めの利用には十分なスペックだ。
freetel priori
Coviaの「FleaPhone CP-F03a」は、20,380円 (税込)とprioriに比べ少し高めだが、それでも2万円代前半で手に入れることができるSIMフリースマートフォンだ。4.5インチとキャリアで販売されているスマートフォンとほぼ同等サイズながら、こちらはクアッドコアプロセッサ 1.2GHz、メモリ512MB、4GB、メインが500万画素、インカメラは30万画素と控えめなスペックになっている。
フィーチャーフォンのように手軽にポケットに入れて持ち歩きたいならpriori、見た目がちゃんとしたスマートフォンが良いならFleaPhone CP-F03aといったところだろう。
Covia FleaPhone CP-F03a
スマホ利用は、SNSやWeb閲覧、メール中心で、コストはできるだけ下げたい。
そんな人は、復活した3G回線でのSIMフリースマホという、裏ワザを検討してみてはいかがだろうか。
・ServersMan SIM
・freetel priori
・Covia FleaPhone CP-F03a
甲斐寿憲
●LTE移行の恩恵で、快適さが戻った3G
LTEは3Gに比べ、通信速度が早くて快適だ。3GとLTEの理論値を比較すると、3Gが下り最大14Mbps、上り5.7Mbpsに対し、LTEは下り最大150Mbps、上り50Mbpsと単純に比較しても10倍以上差がある。実際の通信速度、そこまでの差は出ないが、十分LTEのほうが快適なのは誰でもわかる。特に、LTE移行前は、3G回線のパケ詰まりは深刻だっただけに、それが解消したLTE通信の快適さや満足度が高いのもうなずける。特に大都市部3G回線はかなり通信品質が悪化していた。
しかし、今は、ちょっと事情が変わってきているのだ。
NTTドコモの2014年度第1四半期の決算発表によると、スマホ利用者は2534万契約に達し、その内のLTE端末比率は83%となっている。つまりスマホ利用者の大多数がLTEに移行し、3G回線を利用する人はガラケー(従来型携帯電話)で、スマホ利用者は減ったということだ。
つまり、3G回線は、速度こそ、LTEには及ばないが、LTE以上に広いエリアで使えるようになっているということだ。
LTEもカバーエリアが拡大しているが、まだ3Gのほうが対応エリアは広く、LTEのデッドスポットでも3Gなら電波が入ることも多い。しかも、最近では、利用者が減ったことで、3G本来の繋がりやすさ、安定性も復活してきているようなのだ。
●3Gは遅いという誤認識と錯覚の理由
さて、LTEの通信速度が恐ろしく速いので、3G通信は遅いという印象を持つ人も多いのではないだろうか。
しかし、これは大きな錯覚である。
例えば、3G通信で下り1Mbps、登り0.5Mbpsの速度があれば、TwitterやFacebookの閲覧・投稿、LINEのメッセージ、メールの送受信ていどであれば、ストレスなく利用できる。高画質な画像アップロードや動画ストリーミング、大容量のダウンロードなどでなければ、十分にネットライフを堪能できるのだ。
本来のモバイル利用であれば、十分実用になる3G回線が、「実用にならない」、「遅すぎる」という印象が定着してしまったのは、LTE移行以前のトラフィック過多によるパケ詰まりや接続の不安定といった現象によるところが大きいと思われる。
●3G通信+3G対応SIMフリースマホの価格破壊力がスゴイ
とにかくスマホの価格を抑えたいという人にとっては、この3G通信の格安SIMと3G対応SIMフリースマホの組み合わせは、まさにもってこいの組み合わせではないだろうか。外出先は、ネット利用中心で3G回線を使い、動画や大容量のダウンロード、アップロードは、自宅などのWi-Fiを利用すれば解決できるからだ。
例えばDTIのデータ通信専用SIM「ServersMan SIM」は、250Kbpsという低速3G回線ではあるが、月額467円(税抜き)(初期費用 3,000円が別途必要)で通信量の制限なしに利用できる。音声通話は月300円の(税抜)IP電話サービスに別途加入すれば、050の番号にはなるが利用可能だ。
3G対応のSIMフリースマホは、LTEほど電波対応の心配を刷る必要もなく。価格も半額程度とかなり割安になる。例えば、ASUSの6インチファブレットFonePad note 6は、6インチでペン対応とGALAXY noteなみの高性能機種ながら、4万円前後とLTE対応スマホの半額ほどで購入できる。
freetelの格安SIMフリースマートフォン「priori」は10,584円(税込)と超激安な価格で販売されている。
3.5インチとコンパクトな本体に、OSはAndroid 4.1.2、プロセッサはSC7710、メモリ512MB、ストレージ512MBという仕様。カメラはメインが200万画素、インカメラは30万画素。
SNSやメッセンジャー、ブラウサーといった軽めの利用には十分なスペックだ。
freetel priori
Coviaの「FleaPhone CP-F03a」は、20,380円 (税込)とprioriに比べ少し高めだが、それでも2万円代前半で手に入れることができるSIMフリースマートフォンだ。4.5インチとキャリアで販売されているスマートフォンとほぼ同等サイズながら、こちらはクアッドコアプロセッサ 1.2GHz、メモリ512MB、4GB、メインが500万画素、インカメラは30万画素と控えめなスペックになっている。
フィーチャーフォンのように手軽にポケットに入れて持ち歩きたいならpriori、見た目がちゃんとしたスマートフォンが良いならFleaPhone CP-F03aといったところだろう。
Covia FleaPhone CP-F03a
スマホ利用は、SNSやWeb閲覧、メール中心で、コストはできるだけ下げたい。
そんな人は、復活した3G回線でのSIMフリースマホという、裏ワザを検討してみてはいかがだろうか。
・ServersMan SIM
・freetel priori
・Covia FleaPhone CP-F03a
甲斐寿憲