オーランド・シティへの移籍が決まったMFカカーは、電話会見でスペイン語、英語、ポルトガル語、イタリア語を使って質問に答えた。アメリカ移籍を決めた理由について、カカーは次のように話している。

「オーランド・シティへの移籍をすごくうれしく思っている。でも、ミランを離れるのはつらかった。ミランは僕がトップにたどり着いたクラブなんだ。残留する可能性はあった。でも、リーグ戦の途中で、6カ月後に去ることはしたくなかったんだ。それはプロとして正しい選択肢ではないと思った。話し合って、自分が育ったサンパウロへ行くというサインをしてから決まったことなんだ」

「オーランドへ行くという決断は、お金によるものではない。良いお金をいただけるけど、さらに良いオファーもあったのだからね。ミランとの契約は1年残っており、残留することもできた。アジアやブラジルへ行くこともできたんだ」

「僕がこう選んだ何よりの理由は、人生の選択ということだよ。デイビッド・ベッカムともすごく話した。2年前にニューヨーク・レッドブルズへの移籍は実現しなかった。オーランドのオファーは魅力的だったんだ。アメリカのサッカーに手を貸せるというアイディアが気に入った。僕は年金生活をするために行くんじゃない。僕は年寄りじゃないんだ。大きな貢献ができるはずだよ」