ローマのルディ・ガルシア監督は7月30日、『Worldsoccer.com』のインタビューで、これほど良いスタートを切ることになるとは言えなかった。だが今、同監督は良い兆しを感じているようだ。

「ここまでを見る限り、我々は良いグループで、互いがうまく一緒に仕事できている。その点では、良い土台があるよ。ローマがリールと違うのは明らかだ。サポーターのプレッシャーを感じる。リールと比較はできないよ」

「監督には、異なる状況に適応する力が必要だと思う。全員から学ぶべき、大事なことがあるんだ。それを自分のやり方でやっていかなければいけない。私は誰かをまねたりはしないよ。ただ、高いレベルにたどり着いた同僚たちには大きな敬意を払っている。結局は、誰にでもそれぞれの個性が必要なんだ。私には私の個性がある。誰かをコピーする必要はない」

「私は、サッカーはショーだと思っている。人はショーを見に来ているんだ。同時に、勝てばより幸せだということも忘れてはいけない。個人的には、良いプレーをすることが勝つためのチャンスにつながると思っている。(ズデネク・)ゼーマン監督との違い? 過去にここであったことには興味がない。私に言えるのは、勝つためにはゴールを奪い、堅固な守備を持つことが必要ということだ」

FWフランチェスコ・トッティについては、このようにコメントしている。

「フランチェスコは素晴らしい選手というだけでなく、サッカー以外でも素晴らしいクオリティーを持った人だ。私にとっては、このスポーツの歴史で最も優れた選手の一人だよ。彼と一緒にローマで何かを勝ち取りたいと本当に思っている」

そのトッティは、ガルシア監督について、フランス『カナル・プリュス』でこう話している。

「彼が素晴らしい監督であることを願っていた。幸いにも、実際にそうであることを示してくれたね。オレたちは未来の監督を見つけたと思う。オレたちはできるだけ彼の指示に沿っていこうとしている。そうすることで、多くのことを狙えるからね」