この夏、ローマからサウサンプトンへ移籍したFWパブロ・オスバルド。新たな刺激を求め、ローマサポーターの無理解に別れを告げることにした同選手は、8日の会見で次のように話している。

「僕は国外を経験したかった。自分にとって最も正しい選択だったと思う。イングランドで幸せだよ。新しいチームメートたちや新クラブとはうまくやっている。まだ適応しなければいけないし、ゴールを決めなければいけないけど、自分の選択に満足しているよ」

「島流しになったと感じているか? いや、僕が決めたことだからね。ただ、ローマは、僕が出て行かなければいけないと示してきた」

「ローマサポーターの大半は、常に僕を支え、愛情を示してくれた。うまくいかなかったときでも、チームメートたちに対してもそうしてくれた」

「応援の方法というものがある。一部の人間は正しい形でそれをしない。少数なのは幸いだけどね。でも、僕はもうローマにこれ以上いられなかった。これ以上、脅しや悪意、自宅前での罵倒の落書きを受けることはできなかった。それに値することは何もしていないんだしね。自宅に落書きなんて、普通じゃないよ。でも残念ながら、イタリアではそういう現象に抗おうとしないんだ。僕には落ち着くことが必要だった。イングランドを選んだ理由でもある。何も後悔していない」

クラブやサポーターとの関係に亀裂を生じさせた要因の一つは、昨季のコッパ・イタリア決勝で表彰式に出席せず、翌日にアウレリオ・アンドレアッツォーリ監督(当時)に対して、「自分が無能だと認めた方が良いところを見せられたのに。ラツィオのヤツらと祝ってろよ」とツイートしたことだ。

オスバルドはこれによって、イタリア代表のチェーザレ・プランデッリ監督からコンフェデレーションズカップに招集されなかった。

「ラツィオに決勝で敗れ、すごく怒っていた。ドレッシングルームに戻ったときは、世界をぶち壊したかったくらいだ。何も気付いていなかった。でもその後、自分の行動が良くなかったということは認める。代表復帰はすごくうれしい。このグループの一員でいるのは、素晴らしいことなんだ」