中塚さんの投稿

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2013年のAKB48選抜総選挙の立候補が4月7日24時に締め切られ、候補者が出揃った。

現役メンバーから意外な辞退者も出て話題となっているが、中には選挙の制度自体に批判的な意見をしているメンバーもいて、物議を醸している。

「こんな形にしなくても、ちゃんと愛伝わっています」

今回の総選挙で立候補せず、現時点で卒業の予定もないメンバーは、AKB48チームAの中塚智実さん、チームKの松原夏海さん、チームBの小森美果さん。SKE48チームSの鬼頭桃菜さん、チームKIIの佐藤聖羅さん、向田茉夏さん、研究生の荻野利沙さん、大脇有紗さん、藤本美月さん。NMB48チームNの岸野里香さん、チームMの小柳有沙さん、山本ひとみさん、JKT48の仲川遥香さんの13人だ。

不出馬の理由はそれぞれで、「今の自分に満足していないから」(小柳さん)、「AKBとJKT、両方とも完璧にはできない」(仲川さん)などとブログやGoogle+で説明している。

そんな中、中塚さんが13年4月7日にGoogle+に投稿した不出馬の理由が話題になっている。

「私は、今回の総選挙には参加しません。正直なことを言うと、立候補制って聞いて迷うことはありませんでした。がっかりさせてしまったらごめんなさい。票数は愛だ、と言うけど。こんな形にしなくても、皆さんの愛、ちゃんと伝わっています」

「票数は愛」とは大島優子さんが11年の選抜総選挙で2位に選ばれた際のスピーチの言葉で、ファンがCDを大量に購入することへの批判に「私たちにとって票数は愛です」と反論したことを指していると思われる。「こんな形」という表現からは、総選挙への否定的な立場がうかがえる。

立候補メンバーも「ファンの人から搾り取るのは…」

中塚さんの投稿に対し、ファンからは「これからも変わらず応援してるからね!」「クリス(編注:中塚さんのあだ名)の決断、尊重する!」など応援コメントも寄せられたが、「出るメンバーの事も配慮した言葉を選んでほしかった、かも」「先輩の言葉を批判しちゃうのはどうなのかな?」「『こんな形にしなくても』は言葉の選び方がマイナスですよ?」など、中塚さんの言葉に疑問を投げかける人もいる。

さらに2ちゃんねるでは「中塚が大島の『票数は愛』発言を批判wwwwww」というスレッドが立てられてしまい、「言い方気をつけたほうが・・・知らんぞw」「1位様に喧嘩を売るとは」「こんな形ww商売を否定したら消されんでw」など、面白おかしく書き立てられている。

中塚さんは4月7日夜に再びGoogle+を更新。「良く思わない人もいるけれど、どんな意見も私は受け止めようと思います。ていうか、受け止めなくちゃいけない。それも大事なこと」と書き、先の発言を弁明はしないが、甘んじて批判は受け入れるという立場を示した。

今回は立候補したメンバーからも、総選挙の制度に対する批判のような声が上がっていた。

NMB48チームMの木下百花さんは4月7日、立候補の届出を出した直後にGoogle+で「言い方は悪いんですが、ファンの人から搾り取ると言うか、そういうのはちょっとあれかな、とか考えた」と投稿し、ファンに多額の金をつぎ込ませることを疑問視していた。しかしファンに諭され、翌8日には「搾り取ると言う表現は間違ってて、ファンの人は投票したいから投票するんだよ、その考えはファンの人に失礼だよ、ってコメントがいくつもあって、いくらかこの重い考えから救われた気がします」と考えを改める投稿をしている。