「自国領を主張して何が悪いの?」FIFAの朴鍾佑の処分に対する韓国ネットの声

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ロンドン五輪で「独島は我が領土」と書かれた紙を掲げてフィールドを駆け回った韓国代表の朴鍾佑(パク・ジョンウ)に対し、国際サッカー連盟(FIFA)が代表戦2試合の出場停止と3500スイスフラン(約31万円)の罰金を科した。この発表を受けて、韓国のインターネット上にはさまざまな意見が書き込まれた。

現在、朴鍾佑はIOCから銅メダル授与保留の状態にあり、騒動から処分発表までに100日以上もかかっていたことから、ある程度の“厳罰”が予想されていた。しかし、ふたを開けてみると、2試合の出場停止と罰金と、再発防止のため韓国サッカー協会に警告を下すという内容。この結果は、多くの韓国人が想像よりも“軽い”と感じたようで、韓国の大手ポータルサイトには、「よかった」と胸をなで下ろす声や、朴鍾佑を励ます声が書き込まれた。

韓国メディアも「FIFAが比較的軽い処分を下した」などと伝え、処分内容を予想よりも軽いと捉えた。しかし、意外と多く見られたのが「自国領を自国領だと言っただけなのになぜ処分されるんだ」といった意見。彼らはあくまでも竹島は「韓国領」という認識のため、「主張して何が悪い?」といった考えているようだ。ほかにも、「政治的行動には当たらない」「今後、日本が旭日旗を掲げたらどうなるんだ?」「処分は理解できない」「朴鍾佑の行動は間違っていない」といった意見もみられ、処分納得がいっていないようだ。

国際オリンピック協会(IOC)は今後、FIFAの結果を基に最終的な判断を下す。注目されるのは朴鍾佑への銅メダル授与の是非。韓国側は、FIFAの処分内容が“軽い”ことから、メダルを獲得
する可能性は高いとの見方を示すが、IOCがどのような結果を出すのかは今のところ全く分からない。朴鍾佑の問題に対するIOCの審議は来年になるとされているため、同問題の終結はまだ遠いようだ。

参照:DJIODEO.COM
参照:スポーツ朝鮮

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