7日のチャンピオンズリーグ・グループリーグ第4節で、ノアシェランにホームで4−0と勝利したユヴェントス。だが、試合後にロンドンから冷や水を浴びせられた。

ロスタイムにFWビクター・モーゼスが決勝点を挙げ、シャフタール・ドネツクと対戦していたチェルシーに貴重な勝ち点3をもたらしたのだ。これにより、ラウンド突破に向け、ユヴェントスはさらに難しいプランを強いられることになった。

ユヴェントスのサポーターはチェルシーの逆転勝利を喜ばなかったが、アントニオ・コンテ監督にとってはなおさらだ。モーゼスのゴールの直前に記者会見場に来ていたコンテ監督は、チェルシーの決勝点を目にすると怒りをあらわにし、テレビで観戦していた者に「このクソったれの何を喜んでいるんだ?」と怒りをぶつけた。

停止処分への思いが残る中、何カ月にもわたって難しい月日を過ごし、先日はインテルにも敗れたこともあっての失敗かもしれない。だが、いずれにしても行きすぎた言動だろう。

なお、コンテ監督はこの日、スポーツ司法に対する暴言が処分対象となっていた件で、2万5000ユーロ(約250万円)の罰金処分を科されることになった。10カ月の停止処分が控訴審で認められた後の会見での発言が問題となり、ユーヴェとコンテ監督は司法取引で罰金処分となっている。