元慰安婦が韓国代表を助けるため立ち上がる 「反日」というキーワードで一致団結か

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元従軍慰安婦の女性たちが、ロンドン五輪サッカー男子3位決定戦で、竹島(韓国名・独島)のメッセージを掲げメダル保留となった韓国代表の朴鍾佑(パク・ジョンウ)選手を“助ける”ために、動き出したことが分かった。

慰安婦女性たちが共同生活を送る「ナヌムの家(分かち合いの家)」の関係者らは14日、大韓体育会を訪れ、朴選手への処分を検討している国際オリンピック委員会(IOC)に提出する抗議書簡を渡した。IOCは、五輪憲章の「政治的行為の禁止」に違反したとして、朴選手の「銅メダル」授与を保留にしている。

抗議書簡の提出には、「ナヌムの家」のキム・スンオクさん(91)をはじめ計10人の慰安婦女性が参加した。

書簡には、「IOCは、日本帝国主義の象徴である旭日旗のユニフォームで試合に出た日本の体操選手のことは黙認している。故意性がなく、観衆から投げ込まれた紙を掲げ『独島セレモニー』を行った韓国選手に対してだけ、政治的行為にあたるとして制裁を論議することは差別的な弾圧だ」とIOCの対応を厳しく批判する内容が記されているという。

慰安婦女性たちが提出した書簡は韓国語であるため、同時に英語で作成した抗議書簡もメールで送る予定という。

「ナヌムの家」で暮らす元慰安婦たちは、毎週水曜日にソウルの日本大使館前で日本政府による正式な謝罪と賠償を求めるデモを行っている。

参照:聯合ニュース
参照:NEWSis

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