6日のセリエA第37節ミラノダービーで、ミランを4−2と下したインテル。GKジュリオ・セーザルは試合後、前半終盤にミランにPKが与えられた場面について、ニコラ・リッツォーリ主審との関係について明かしている。

「僕は怒っていた。リッツォーリ主審のときにこういうことがあるのは、これが初めてじゃなかったからだ。数年前、ナポリでの試合でPKを取られたんだけど、それも完全にボールに触れていた。そのときはPKをセーブしたんだけど、『ほら見ただろ。少なくとも私は君に良いところを見させたじゃないか』と言ったんだ」

「そして、今日も同じだった。僕に対して何かあるのかとも聞いたよ。累積警告のために、これで僕は(最終節の)ラツィオ戦に出られないんだ」

「でも、今日は素晴らしい試合だったね。この上なく勝利にふさわしかった。特別な試合だよ。僕にとって300試合目だったし、勝ったからね。だから喜んで家に帰るよ…歩いてね」

「前半の僕らは素晴らしい試合をした。後半は(ズラタン・)イブラヒモビッチが素晴らしいプレーをしたけど、(アンドレア・)ストラマッチョーニ監督が就任してから、逆転するのは初めてのことじゃない。僕は、これがインテルのスピリットであり、サポーターが見慣れているものだと思う。チームがまた力とガッツ、勝利への意欲を出せたことに満足しているよ」

PKの場面でのイブラヒモビッチとのやり取りについては、「特別なことは何もないよ。でも、僕らの間だけのものとして、誰にも言いたくないな」と明かさなかった。

MFハビエル・サネッティは次のように話している。

「今夜の試合は感動的だったね。僕らは前半に素晴らしい試合をした。それで1−1とされて前半を終えたのは簡単なことじゃなかったし、後半の立ち上がりに2点目も許してしまったんだ。でも、そこから見事に挽回した」

サネッティはサン・シーロでのラストゲームになったDFイバン・コルドバについても言及した。

「(途中出場は)彼にとって最高のプレゼントだっただろうね。彼は、満員のサン・シーロでミラン相手にこういう勝利を手にし、こうやって喜ぶのにふさわしいんだ。起用したストラマッチョーニ監督もよくやってくれたね。コルドバのような選手には感謝するのみだ。僕にとっては弟のようなもので、常にそばにいたし、苦しいときも僕ら全員と一緒だった。僕らにしか分からない瞬間を経験してきたんだ」

「彼がミラノに来たとき、僕らは親友になった。最高のヤツなんだ。サッカーはこの上なく素晴らしいプロと、この上なく素晴らしい人物を失うことになると思う。すごくさみしくなるだろう。でも、このクラブのそばに残ってくれることを願っているよ」

最後に、サネッティはハットトリックを記録したFWディエゴ・ミリートにも賛辞を送っている。

「彼のことは称えるしかないね。インテルのユニフォームを着ていてくれて、良かったよ。僕らみんなが彼のことをうれしく思っている。彼もこうやって喜ぶのにふさわしい選手なんだ」