アウェイでの対アトレティコ・マドリー戦を前にバルサが苦しんでいる。前節の対ヘタフェ戦でピケとマルケスが退場しセンターバック2人が出場停止になっているのに加えて、右サイドバックのアウベスがヘタフェ戦前のウォーミングアップで怪我が再発。さらに左サイドバックのアビダルは怪我で2カ月の戦線離脱が明らかとなった。センターバックを務めることができるトゥーレ・ヤヤもヘタフェ戦で途中交代。残るは今シーズン加入したチグリンスキを投入と思いきやチグリンスキも練習で怪我。対アトレティコ・マドリー戦欠場が決まった。

 ディフェンスがいないバルサ。プジョールも怪我持ちで別メニュー調整を続ける厳しい状況に追い込まれている。トップチームのディフェンスで残っているのはガビ・ミリートとマックスウェルだけ。11日の練習でグアルディオラ監督は急遽3人のディフェンダーをバルサ・アトレティック(バルサのサテライトチームにあたる)から招集した。お呼びがかかったのは、アウベルト・ダルマウ、マルク・バルトラ、マルク・ムニエザの3選手。バルトラとムニエザは、バルサ・アトレティックでセンターバックを務めている。ダルマウはまだユース登録の右サイドバック。本人にとっては思ってもいなかったトップ合流だろう。

 プジョールが間に合えば、右プジョール、左マックスウェル、真ん中にガビ・ミリートとバルトラかムニエザが入ることになるだろう。フォルラン、アグエロと強力な2トップを備えるアトレティコ・マドリーの勢いをどう抑えるかが注目される。バルサにとっては、なんとかこの試合を乗り切り、出場停止から戻るピケとマルケスの復帰を待ちたいところだ。

(スペイン通信)