ペドロのゴールはオフサイドだったのか。完全にオフサイドポジションからペドロは突破していたというマドリード側の見解とディフェンスラインぎりぎりから飛び出していたというバルセロナ側の見解が衝突している。

 マドリード側の新聞は、イニエスタが縦パスを出す瞬間ペドロがスポルティング・ヒホンの最終ディフェンダーより前に出ていたとして写真付きの説明を加え大きく報道。審判の力を借りて勝ったとして批判している。

 一方、バルセロナ側もこれに反論。「マドリード市民は、バルサが首位を走っていることに我慢できない」としてペドロはオフサイドではないことを主張している。バルサMFチャビは、「新聞を売るための報道でしかない。オフサイドでなかったことは確か。イブラが倒されたにもかかわらずPKにならなかったことには触れていない。5ポイント差でバルサが首位に立っていることを消化しきれていない」と語った。

 FKからリスタートされた瞬間、確かにペドロはオフサイドポジションに居たものの、イニエスタがスルーパスを出した時点では最終ディフェンダーに並んでいたようにも見える。肘打ち問題、そしてオフサイド問題と疑惑の判定が続いたリーガ。今後も審判に対する見方は厳しさを増しそうだ。

(スペイン通信)