ACミランのカルロ・アンチェロッティ監督は、3月8日までの期限付きで移籍入団しているLAギャラクシーのイングランド代表MFデビッド・ベッカム(33)をUEFA杯決勝トーナメントのメンバーとして登録したことを明かした。

アンチェロッティ監督は「ベッカムは、今のACミランに不可欠な存在となっている。仮にブレーメン戦の第1、第2レグだけの出場でも、必ずや結果を出してくれるだろう」と説明した。

一方、ACミランのアドリアーノ・ガリアーニ副会長は「選手選考を行ったのは、カルロであり、私は関与していない。しかし、彼と私の意向は一致していた。もちろん我々は、ベッカムの残留を強く望んでいる。彼を失うことは辛い。彼の残留のために全力を尽くす」と明言。

また、負傷離脱中で今季絶望的と見られているMFジェンナーロ・ガットゥーゾ(31)をメンバー登録したことについて、ガリアーニ副会長は「リノ(ガットゥーゾの愛称)はチームの精神的支柱であり、彼をチームから外すことは考えられない。私は医者ではないが、私の経験から言って、彼は他の選手の半分の期間で復帰するはずだ。彼のフィジカルの強さは特殊であり、鉄のような精神力の持ち主だからだ」とコメントした。