M-1グランプリ2008決勝が12月21日に行われ、NON STYLEが優勝した。敗者復活戦から這い上がってきたのはオードリーだった。
彼らは一回戦で最高得点を取って昨年のサンドウィッチマンに続くかとも思われたが、道は険しかった。
オードリーの春日は毎日地道に節約生活を続けている。しかしこの日はM-1の関係でいつもより出費がかさんだようだ。

オードリーは、株式会社ケイダッシュステージに所属するお笑いコンビ。若林 正恭(まさやす)と春日 俊彰(としあき)の二人である。いつも胸を張って威張ってる方が春日だ。
しかし、相方の若林の突っ込みの張り手も強力で、春日の威張りにきっちり対抗しているのが面白い。
この日、M-1の決勝ではその張り手にも一段と気合が入っていた。1回目が終了して司会の今田耕司の前に立った時は春日の顔面左側上部(張られるあたり)が真っ赤になっていたのがテレビでも分った。
春日はごつい体格なのでスポーツをやっていた感じはするが、実は二人とも特技はアメリカンフットボールなのだ。
若林の張り手と春日の威張りキャラの基礎はアメフトのようである。

復活してきたオードリーはすでにM-1決勝戦に参加が決まっていたNON STYLE、ナイツらを相手に善戦した。
実はM-1準決勝で不合格になった時から敗者復活戦に照準を合わせて漫才に磨きをかけていたようだ。
M-1準決勝に落ちた日。若林がブログでその意気込みを書いている。
「まだ敗者復活があります。
漫才はこんなふうに落ちてからがやっぱり楽しいっすね、
手負いになってから血が通ってくるっていうのは特にぼくらはあります」
そして、敗者復活戦当日。
「イッツショータイム」
と漫才を楽しみ、全てを出し切った。
春日もブログで気合を入れている。
「敗者復活戦終了!
お楽しみはこれから。
結果は震えて待て!」
そして結果は出た。彼らは決勝戦へと進んだのだ。
結果、優勝は逃したが。
オードリーに票を入れていた大竹まことの感想、
「ばかばかしさで私はオードリーに入れました」
はこの日の彼らの笑いのツボをうまく表現しているのではないだろうか。

ところで、オードリーの春日は節約生活を続けていてブログでも節約日記を書いている。
”番組収録で弁当が出た時などはその日使った金額は0円。”
”爪楊枝は一回では捨てずに何度か使う。”
”基本的に移動は徒歩か原付自転車。仕事の関係でやむなく電車に乗っって無駄遣いしてしまった。”
”杉並区のどのスーパーが何時に割り引きシールを貼るかすべて知っている”
など、ちょっとお笑いも入りながらの日々の節約の努力が伝わってくる日記だ。

そして12月22日深夜1時26分、M-1グランプリ決勝戦が終わった21日の夜である。
ブログに節約日記を更新しているではないか。
「本日使った金額→大井競馬場までの電車賃640円」
「無念。」「しかし応援ありがトゥース!!」
春日の節約生活の基準からすると「電車賃640円」はかなりの出費である。
もし、優勝して1000万円をてにしていたら、しかも、オートバックスの商品券100万円までついてきたのに。
節約生活の基準もかなり緩める事ができたはずなのに。
そんな無念さが伝わる内容である。
しかし、
「また来年お会いしましょう」
で締めている。
すでに来年のM-1グランプリ2009に気持ちは向いているようだ。
(編集部:真紀和泉)

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【参照】
オードリーオフィシャルブログオードリー若林の「どろだんご日記」

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