アレッツォ(トスカーナ州)近郊の高速道路のサービスエリアで11日、ラツィオサポーターとユベントスサポーターが喧嘩となり、ラツィオサポーターの1人が死亡した事件の全容が明らかとなった。

被害者はラツィオサポーターのガブリエレ・サンドリさん(26歳)。サンドリさんは交通警察隊の誤射が原因で死亡したことが判明した。アレッツォ署のビンチェンツォ・ジャコッベ署長は「今回の悲劇は警官のミスによって起こった」と事件の詳細を語り始めた。ジャコッベ署長は続けて「署員はサービスエリアないで起こったサポーター同士の衝突を鎮圧しようとして発砲した。被害者のご家族に対し心からお悔やみ申し上げます」と謝罪した。

サンドリさんはローマから友人と共にミラノで行われるセリエA第12節インテル対ラツィオ戦の応援に行く途中だった。

この事件を受け、インテル対ラツィオ戦は延期されることとなり、その他の試合は10分間の遅延で行われることが正式に決まった。