違法iPod音楽

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微笑みの国・タイはバンコクで、iPodに音楽を入れてくれるサービスが大繁盛しているという。アップルにとってはまったく微笑めない話である。

この商売方法はこうだ。店頭にあるアルバムCDから自分のiPodに入れたいものを選び、店員に告げる。あとは店員がお客の持っているiPodに音楽を流し込むだけ。もし、店頭にあるアルバムCDにほしい物がなかったら、店員がネットの深遠なる謎の部分から音楽をダウンロードし、お客のiPodに入れてくれる。つまり、この店で手に入らない音楽は皆無といってもいいだろう。そこで、この商売についてタイ人の通訳とともに店員に聞いてみた。

記者 アルバム1枚いくらですか?
店員 50バーツだ(約150円)。
記者 すごく安いですね!
店員 映画は100バーツ。映画6枚なら500バーツにしてあげる。
記者 映画もiPodに入れられるんだ。もうかってる?
店員 もうかってるよ。だって現物売らなくていいし。
記者 この商売はデータのコピー屋ってことだよね?
店員 そうそう。まあ現物もコピーCDだけど(笑)。
記者 違法じゃない?
店員 違法かもしれないけど、誰も困らないよ。
記者 警察に文句言われることは?
店員 この店の隣、警察署なんだけど一度も言われないね。
記者 確かに警察署だ……。


客層を見てみると、欧米の観光客が多く利用しているようだった。違法コピー商品はブランド物もソフトウェアも空港で没収されることが多いが、iPodのデータまで空港で取り締まることはできないだろう。今後、目には見えない違法データの取締りをどうするのか気になるところである。

※1バーツ約3円(2007年9月現在)
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