◇第8試合 ライト級5分3R/マニー・ガンバーリャンvsネイサン・ディアズ

並み居る強豪を打ち破り、2年間六桁の契約を賭けた決勝戦に駒を進めたガンバーリャンとネイサン・ディアズ。トップからパウンド+エルボーのガンバーリャンと、下からの仕掛けを得意とするネイサン。

いきなりのダッシュからテイクダウンを奪ったガンバーリャンの勢いは凄まじく、ネイサンのガードワークをものともせず、ケージにつめてパウンドを落としていく。ガツン、ガツンとパウンドがヒットするたびにオクタゴンサイドに音が響く強引なまでのパウンド攻撃。ネイサンが仕掛けた、下からの十字、オモプラッタもすぐに察知し、ガンバーリャンがひたすらパウンドを落とす展開が続き、1Rが終わった。

2Rが、ガンバーリャンの片足タックルで左足を取られながらも、首を押してコントロールするネイサン。そのままの体勢から、拳を落とすと、ここでガンバーリャンがタップ。呆気ない幕切れの原因は、TUF準決勝のローゾン戦で右肩を脱臼しており、今回も外れれば諦めるしかないという状態でガンバーリャンが出場していたからだった。TUFシーズン5の優勝はネイサン・ディアズ。立ち技全盛のMMAワールドで、面白い選手が台頭してきそうだ。

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