サイクロイドスタイルにするとこのような感じ。回転させるだけで自動的にテレビが起動する。

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とうとうauからも「AQUOSケータイ」が発売になった。各キャリアで同じ(似たような)デザインで同じコンセプトの端末がそろい踏み…というのはたぶん初めてのこと。すべてのキャリアに端末を提供しているというメーカーが少ないから…というのもあるのだろうが。とにかく3.0インチの液晶画面でワンセグ、サイクロイドスタイルのAQUOSケータイを入手したのである。

■W51SH 本体紹介

まずはカンタンにスペックを紹介しよう。数値につく“約”は省略させていただいた。サイズは高109mm×幅50mm×厚24mm。重さは136g。連続待ち受け時間が300時間、連続通話時間が音声通話時が290分である。

正面から見たW51SH。72×26ドット表示のサブディスプレイは2行表示だ。

ワンセグ視聴時間は280分だ。メインディスプレイはモバイルASV液晶で、3インチのワイドQVGA表示(横240ドット×縦400ドット)、最大26万2,144色表示が可能。サブディスプレイは、モノクロ表示で、サイズは0.7インチ(72×26ドット)である。

普通に開くとこのような感じ。3.0インチで240×400ピクセル表示だ。

メインカメラは、有効画素数203万画素のCMOSカメラで、最大記録サイズが1,600×1,200ピクセル、サブカメラは用意されていない。データフォルダ容量は128Mバイト。ここに撮影した画像や映像、Eメールの添付データ、EZwebからダウンロードしたデータなどが保存される。また、外部メモリ用のスロットが準備されていて、2GバイトのmicroSDタイプの外部メモリに対応している。ちなみに外部メモリーは別売だ。本体カラーはオーシャンブルー、スターリーシルバー、オーロラピンクの3色が準備されている。筆者はオーシャンブルーを購入した。

本体左側面。外部接続端子がある。本体右側面。右より平型ステレオイヤホン端子、microSCカードスロット、サイドキー上、サイドキー下、シャッターキーが並ぶ。本体裏面。左より内蔵カメラレンズ、マクロスイッチ、モバイルライトが並んでいる。

購入してみて気になるのはやはり各社のAQUOSケータイだろう。並べて写真を撮ってみた。並び順は、左からソフトバンク「911SH」、ドコモ「SH903iTV」、au「W51SH」である。


■基本の機能はソフトバンクやドコモとほとんど同じ

このW51SHはワンセグを楽しむ…ということをメインで作られた端末である。ソフトバンク、ドコモ共に同じコンセプトで作られているので、基本的な機能はほとんど同じだ。ぱっと目立つところで違うのは液晶画面の左上に「AQUOSケータイ」というロゴと、液晶画面の下に「SHARP」ロゴがあるところ。なんともシャープの液晶テレビAQUOSと同じ感じでちょっとだけうれしい…かも。ただし、テレビ電話には対応していないので、サブカメラは準備されていない(ソフトバンク、ドコモには準備されている)。

液晶画面の左上に「AQUOSケータイ」、下側に「SHARP」のロゴがある。

液晶は相変わらずキレイ。ちょっと明るめに設定しておけば、天気のいい日に屋外で見ても見ることができる。ただし、バッテリーの持ちはぐんと落ちるが。

各ボタンは少ないながらも出っ張りがあるような仕様なので、ちょっと小さめながら押しやすい。それほどは使いこなせていないが、ちょっと使ってみたところ押し間違いをする…ということはほとんどなかった。

操作性について書いたので、ついでに文字サイズについても書いておこう。メールを読む際に設定できる文字サイズは「大」「中」「小」「極小」の4通り。各文字のサイズは以下の通りだ。

「大」「中」「小」「極小」

次のページでは、W51SHのカメラ機能を見ていただこう。