■ワンセグとミュージック機能

ワンセグ機能は液晶画面を回転するだけで起動する。もちろん録画にも対応していて、本体メモリに約40分を録画することが可能。別売だが、2GバイトのmicroSDカードに保存すれば約10時間40分も録画することができるただし、バッテリーはそれほど持たないのでクレードルに載せた状態での話だが。録画は留守録も可能。寝ている時間帯に録画しておいて、通勤中に見るっていうようなこともできるのだ。


そして、テレビを見ている状態でメールの確認などをすることができる。ただし、ドコモのAQUOSケータイ「SH903iTV」のようにマルチウィンドウ機能には対応していない。あくまでも画面を切り替えて操作しないといけない。残念なのはサイクロイドスタイルにワンセグしか対応していないっていうこと。サイクロイドスタイルで見ている際に、Taskボタンで機能を切り替えた場合、縦画面になってしまうのである。これはせっかくのこのスタイルなのにもったいないと思うのだが。

ワンセグを見ている際にTaskボタンを押すとタスクバーが表示され、そこで機能を切り替えることができる。サイクロイドスタイルでワンセグを見ている際には、このように縦画面用のTaskバーが表示されてしまう。

ミュージック機能ももちろん準備されている。対応はauが提供している「LISMO」のみ。同梱されているCDから「au Music Port」をパソコンにインストールし、付属のUSBケーブルを利用してケータイと接続、そして楽曲を転送する。他のミュージックソフトなどは利用することは不可能みたいだ。注意することは「au Music Port」はWindows XPにしか対応していないってこと。他のOSだとインストールができないのである。

au Music Port。CDを取り込んでケータイに転送できるだけでなく、LISMO Music Storeで着うたフルなどを購入することができる。アドレス帳や写真などのバックアップも可能だ。au Music Player。これを利用して音楽を聴く。au Music Portで取り込んだCDをケータイに転送してみるとと曲順が逆になっていた。

■Kijimoto's EYE

「サイクロイドスタイル」という名称は覚えづらいな、と思っていた。もっとわかりやすい名称にした方がよかったのに…って。しかし覚えてしまった。ソフトバンク、ドコモ、auと同じ呼び方で統一したのが大きいのだろうな。ちょっと興味を持って見ていれば自然と覚えるものだということがよくわかった。まだまだ一般には浸透しているとはいえないが、覚えているっていう人も少なくはないだろう。

今回のレビューで、ソフトバンク、ドコモと何点か比較したが、それってちょっと間違っているような気もする。なぜなら、同じキャリア同士での機種変更などはよくあるけど、この機種が使いたいからキャリアを変えるっていうユーザーは、ナンバーポータビリティサービスがあるのでいるのだろうが少ないと思う。だが、同じような形、機能で各キャリアから発売されたらちょっと比較してみたくなるってもの。そういうことでお許しいただきたい。

最後にくどいようだがちょこっと比較を。サブディスプレイがauだけ有機ELではないので、バックライトが消えても見ることができるのだ。ケータイで時間を確認しているっていうユーザーはこの辺もチェックするべきところであろう。


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編集部:木地本 昌弥
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