広島県福山市の中学校で、2年生の男子生徒が同学年の生徒から、両手首や左腕の骨を折る大けがをさせられたことが分かった。学校側はおよそ1カ月間、市の教育委員会に報告していなかったうえ、生徒への聞き取りでいじめの可能性があると認識したにもかかわらず、これについても伝えていなかった。NHKニュースが報じた。

男子生徒の保護者が17日に市の教育委員会を訪れて事情を説明したため、事態が明らかになったという。教育委員会は今回のケースをいじめに当たるとし、学校への指導を徹底するとしている。

中学校の校長は「報告を失念していた。生徒や保護者に心配をおかけし申し訳ございません」と話している。

中2男子 いじめで大けが 学校は1か月報告せず 広島 福山(NHKニュース)