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『第68回NHK紅白歌合戦』の出場者が発表され、初出場の竹原ピストルに注目が集まっている。この発表で竹原の名前を初めて知った人も多いようで、ネット上では「“ピストル”って名前は過激だな」「最近暴力団がらみのニュースが多いからヤバいんでは?」「“竹原ぴーちゃん”とかに変えられないといいけど」と、心配する声が聞こえる。実際、NHKは表現や表記をめぐっての制約が多い局として知られる。

NHKは、国民の受信料によって運営される公共放送という位置づけのため、特定の商品を宣伝することはできません。例えば、ファミコンは任天堂の商品のため家庭用ゲーム機、セロテープもニチバンの商品のため粘着テープと言い換えられます。今年の出場が取りざたされた小沢健二は、90年代に2回出場していますが、ヒット曲『カローラ2に乗って』は、特定の商品名が入っているためNHK的には“放送禁止”扱いとなり、紅白の場で披露されることはありませんでした」(芸能ライター)

 商品名だけではない、ひわいなフレーズも規制の対象となる。

「浅草キッドの玉袋筋太郎は、NHKに出演した際に“知恵袋賢太郎”と名前を変えられたのは有名な話です。もっとも彼の場合、民放でも規制にかかるのか時おり“玉ちゃん”名義でも出演していますね。さらに、ウルフルズが『ガッツだぜ!!』のヒットを受けて、1996年の『第47回NHK紅白歌合戦』に出場した時には、セックスを連想させる歌詞の一部を変えて歌われました」(前出・同)

 すでに出場発表もされているため、竹原ピストルに関してはNHKの制約にかかることはないのだろうが、過去の例を見る限り、一抹の不安が残るのも確かであろう。