いま、「飲む点滴」として、甘酒が話題です。古くから滋養強壮に効くと言われる健康飲料で、老舗酒蔵が本格参入したことでハイクオリティな味の傑作が生まれ、洗練されたデザインも相まって、女優やモデルが紹介し注目されました。今回は、そんな甘酒ブームの牽引役となった3つの製品をピックアップ。フードライター、中山秀明さんに実際に試してもらい、「甘さ」「とろみ」「香りの強さ」「やさしさ」の4項目のレベルを5段階でチェック。味の傾向を解説してもらいました!

 

その1

米麹と酒粕を黄金比で調合! 国民的甘酒といえばコレ

森永製菓
甘酒
実売価格124円

40年以上愛され続け、日本で一番売れている甘酒。原材料を厳選し、やさしい甘味の米麹とコク深い酒粕を中心に黄金比で調合。米麹の粒を感じられる食感やノド越しも特徴です。

【フードライター・中山秀明のIMPRESSION】

甘さ3.5

とろみ3.0

香りの強さ4.0

やさしさ3.0

冷たくても温かくても◎ 超安定した甘酒の金字塔

「『これぞ甘酒!』といえる安定感抜群の味と香り。とにかくバランスがよく、冷〜熱のどんな温度でも絶対的にウマいです」

 

その2

キヌアなどの穀物を生かし食感も楽しいスーパー甘酒

菊水酒造
十六穀で作った麹甘酒 520g
実売価格680円

新潟県新発田市の酒蔵が2月1日に新発売。十六穀のなかにはスーパーフードのキヌアなども入っており、あえてすりつぶさずに生かすことで豊かなコクとツブツブの食感が楽しめます。

【フードライター・中山秀明のIMPRESSION】

甘さ2.5

とろみ3.5

香りの強さ2.5

やさしさ4.5

食べる点滴と言い切れる食感で和スイーツのよう

「ザラっとした飲み口の粒感が面白く、もはや食べる点滴。これに白玉団子を入れたら、もう和菓子として成立しそう!」

 

その3

水と米麹を蔵人が磨き抜き旨味と甘味を一本に凝縮!

八海醸造
麹だけでつくったあまさけ 825g
実売価格864円

八海山で地酒ブームをけん引した新潟の名酒蔵による革命的商品。酒粕は使わず水以外は米麹のみで作られており、巧みな職人技で旨味と甘味が凝縮。飲み切りやすい118g入りもあります。

【フードライター・中山秀明のIMPRESSION】

甘さ4.0

とろみ4.0

香りの強さ3.0

やさしさ4.0

清らかな自然水と匠の技が生み出す驚くほどの甘さ

「雪解け水と酒造りの技で磨いた米麹が、自然発酵の力で驚きの甘味に。後味すっきりで、そのままでも割ってもウマい」

 

コチラも注目!

家電で自家製甘酒作りにトライ

イデアレーベル
発酵フードメーカー
実売価格5400円

この5月に発売されたばかりの調理家電。容器に冷ごはん・米麹・水など材料をセットしたら、ワンボタンの簡単操作で甘酒のできあがり。ヨーグルトやチーズなども作れます。