ホテル雅叙園東京にて、7月1日(土)から8月27日(日)まで、「和のあかり×百段階段展日本の色彩 日本の意匠」開催。写真は漁樵の間「青森ねぶた祭」

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ホテル雅叙園東京では、7月1日(土)から8月27日(日)まで、「和のあかり×百段階段展 日本の色彩 日本の意匠」を、園内・東京都指定有形文化財「百段階段」にて開催する。

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2015年に初開催された「和のあかり展」。累計来場者数は15万人を超え、企画展の中でも過去最高人数を誇る人気のイベントとなっている。今年のテーマは、職人やアーティストたちによる“日本の色彩と意匠”。昭和初期を代表する様々な画家たちが描いた126枚の日本絵画や、職人たちの技が光る装飾に囲まれた7つの部屋が存在する文化財「百段階段」が、現代の職人やアーティストたちの作品によって、新たな芸術作品として姿を現す。

展示作品は“祭り”“アート”“職人”の3つのジャンルを中心に、全国各地から30以上の出展者と共に集合。東北三大祭りとして有名な「青森ねぶた祭」や「秋田竿燈まつり」をはじめ、可愛らしい姿が毎年人気の山口県柳井市「柳井金魚ちょうちん祭り」など、日本各地の祭りが大集合。初出展となる、長崎の冬の風物詩「長崎ランタンフェスティバル」から、龍とカラフルなランタンも登場する。

また、ベテランねぶた師・竹浪比呂央氏が、2014年に青森ねぶた祭に出陣した「相馬太郎良門 妖術を修る」を本展のオリジナルバージョンで展示。山車(だし)と呼ばれる車輪のついた台に載っているため、通常は祭り本番でも間近で見ることができないねぶた。優れた筆のタッチや色彩など、細かい点まで見ることができるのは、同画展ならではだ。中央にはフォトスペースも用意しており、迫力あるねぶたのフォトジェニックな一枚を撮影することができる。

さらに、毎年人気のライトアップされた伝統工芸品の展示エリアが、今年は最大規模の広さに。「百段階段」にもゆかりのある、「漆」や「七宝」、「組子」など約20点の工芸品が集合する。

そのほか、園内の「大門池」やレストランなどでも様々な“和のあかり”が灯され、夏の雅叙園を優美に演出する。現代の職人・アーティストの手で彩られた文化財で、和の風情を感じよう。【ウォーカープラス編集部/ホシ】