大量のデータを入力する際、実はひと工夫を加えるだけでキー操作が減り、イライラ解消につながります。しかも入力ミスを回避して、項目名を統一することができます。今回は、キー操作を減らして素早く入力する便利ワザを紹介します。

 

リストから項目を選択する

リストから項目を選択するには、入力規則で設定します。元の項目は別のシートに入力しておくのがポイントです。

↑データ入力用のシートとは別のシートにリストの項目を入力します

 

入力用シートにリストを作成すると、思いがけず削除してしまうリスクを回避できます。

↑リストを使うセルを選択します

 

↑「データ」タブ → 「データの入力規則」の「▼」ボタン → 「データの入力規則」をクリックします

 

「データの入力規則」画面が表示されます。

↑「設定」タブの「入力値の種類」で「リスト」を選択し、「元の値」欄で「Sheet2」に切り替え費目の項目を選択します。最後に「OK」ボタンをクリックします

 

リストが登録されます。

↑セルを選択し、「▼」ボタンをクリックするとリストが表示されます。項目を選択すると、入力されます

 

自動で日本語入力に切り替える

セルを選択したときに自動でひらがなモードに切り替えると、「半角/全角」キーを押さずに日本語を入力できます。

↑日本語を入力するセルを選択します

 

↑「データ」タブ → 「データの入力規則」の「▼」ボタン → 「データの入力規則」をクリックします

 

「データの入力規則」画面が表示されます。

↑「日本語入力」タブの「日本語入力」で「ひらがな」を選択し、「OK」ボタンをクリックします

 

入力モードがひらがなモードに設定されます。

↑セルを選択すると、画面右下が「あ」に変わり、日本語を入力できるようになります

 

決まった項目リストを簡単に入力する

並びが決まっている項目のリストを素早く入力するには、ユーザー設定リストに登録します。

↑あらかじめ項目を入力し、選択します

 

↑「ファイル」タブ → 「オプション」をクリックし、「Excelのオプション」画面で「詳細設定」 → 「ユーザー設定リストの編集」ボタンをクリックします

 

「ユーザー設定リスト」画面が表示されます。

↑「リストの取り込み元の範囲」に選択した範囲が表示されていることを確認し、「インポート」ボタンをクリックします。最後に「OK」ボタンをクリックします

 

ユーザー設定リストに項目が登録され、元の画面に戻ります。「OK」ボタンをクリックします。ユーザー設定リストを使って入力する場合は、次のように操作します。

↑項目の先頭の語句を入力します

 

↑■(フィルハンドル)をドラッグします

 

ユーザー設定リストに登録されている項目が入力されます。

 

キー操作を減らすワザはいかがでしたでしょうか? これを覚えれば入力作業がラクになりmすので、ぜひお試しください。